独白 愉快な“病人”たち
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間瀬翔太さん患った脳動静脈奇形 異変から手術、今の心境
3日間、目が覚めなかったら、自動的に遺書がブログにアップされるように設定して手術に臨みました。今の当面の目標は、脳出血から1年となる今年の7月20日まで無事に生きることです。それくらいまだ怖いところ…
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ナナフシギ大赤見展彦「レストレスレッグス症候群」を語る
「おまえ、寝てるとき、わざとか! ぐらいの勢いで脚が痙攣してるで」 中学生のとき友人の家に泊まった翌朝、そう言われたのが最初でした。当時は無自覚でしたが、それをきっかけに意識するようになりまし…
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激痛で朦朧として…岡本真夜さん語る「チョコレート嚢腫」
最初に強い痛みがきたのは2013年の夏、友だち数人と自宅近くのお店で晩ごはんを食べた帰りのことでした。自転車で帰宅している最中、下腹部――子宮の辺りがキリキリと痛くなって、途中でペダルをこぐのをやめ…
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加瀬部駿介さん手術4回…世界にわずか70症例の病気と闘う
医師が数人がかりで僕を押さえ付け、麻酔なしで右太ももの傷口から力ずくで血を絞り出したんです。ブルーベリージャムみたいな血がブロロ……ブロロ……と出てくるし、「頑張って、頑張って」って言われたけど、あ…
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人と手をつなぐのが嫌でした…見浦彰彦さん語る手掌多汗症
ただの汗っかきな体質だと思って生きてきましたが、ちゃんと「手掌多汗症」という病名がありました。僕がそれを知ったのは2019年1月です。きっかけはライブでお客さんにサインを書いて渡したとき、手汗で文字…
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子宮頸がん患い…木口マリさん「1年で手術4回」の苦難語る
トータル4回手術を受けたのです。でも、おかげさまで今は毎日楽しいですよ(笑い)。 異変は、2012年の不正出血からでした。少量でしたが、回数が増えてきたので翌年1月に産婦人科クリニックを受診…
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放送作家・寺坂直毅氏「左耳下腺腫瘍」手術を即決した理由
人生38年目にして初めての入院、初めての手術が去年の「左耳下腺腫瘍」の切除でした。「耳下腺」というのは、もみあげ辺りにある唾液をつくる唾液腺のことで、そこに腫瘍ができてしまったのです。外見ではわから…
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走れなくなって…Jリーガー畑尾大翔語る慢性肺血栓塞栓症
「3割ぐらいの確率で死んでいてもおかしくなかったんだよ、キミ」 肺に水がたまっていることが分かって「即入院」と告げられ、「いや、リーグ戦中なので今チームを離れたくない」と言ったとき、医師にそう…
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「無傷で残してもらえた」渡辺美奈代さん卵巣のう腫を語る
「こんな状態でよく跳びはねていましたね」 2016年の秋、毎年開催しているバースデーライブが終わって婦人科を受診した時、先生からそう言われました。 毎年検診に行っている病院で経過観察と…
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すぐに余命を考えました…松崎悦子さんが語る印環細胞がん
私が告知されたのは「印環細胞がん」という特殊なタイプの胃がんでした。一般的な胃がんは、胃の粘膜の表面に発生するのですが、印環細胞がんは胃粘膜の表には顔を出さず、胃壁の中を這うように広がっていくので、…
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岸あさこさん 世界でもまれな乳がんで「終わった」と思った
入浴中、右胸にしこりの存在を感じたその瞬間、「ああ、やってしまった……」と思いました。あまりにも明らかなしこりだったので、乳がんだとピンときたからです。 それは2年間のオーストラリア留学から…
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武東由美さんは出血性膀胱炎から腎臓の“異常”が見つかった
ある日、何の前触れもなく、いつものようにトイレに行ったら、尿がロゼワインのようなピンク色だったのです。びっくりしてかかりつけのクリニックを受診したら「出血性膀胱炎」と診断されました。それが2017年…
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“全身がん”の高須克弥さん「長生きすればみんながんになる」
「全身がん」というのはお亡くなりになった樹木希林さんが使って広く世間に認知された言葉で、医療用語ではありません。がんが体のあちこちに転移した状態のことで、いい言葉を広めてくれたなと思います。 …
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歌手・門倉有希さん「乳がん」宣告の動揺と闘病と公表と
ただの湿疹だと思っていたら、「乳がん」だったのです。当初は公表を控えていましたが、応援してくださってるファンの方々に“隠し事”をしている状況を心苦しく思い、病状が落ち着いた2019年9月に病気を公表…
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朝起きた途端にすべてが見えて…モト冬樹さん語る白内障手術
「名医のTHE太鼓判!」(TBS系)という番組で目の検査を受けたら、医師から「白内障、きてるよ」と言われたんです。でもかすむとかぼやけるといった自覚症状はまったくないし、手術なんて怖いから、する気は全…
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激痛2度 アントキの猪木が腰椎椎間板ヘルニアとの格闘語る
どこの病院でも「手術しかない」と言われ、手術の日も決めていました。 でも、ある人から紹介された“ゴッドハンド”のマッサージで嘘みたいに痛みが取れて、3回通ったらゴルフができちゃったので結局、…
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グラウンドに立ちたい…鈴木康友さん骨髄異形成症候群との闘い
「やばい、神ってる! その日は私の大好きなミスチル桜井さんの誕生日!」 そんな娘のひと言が僕の不安を一瞬で取り除きました。3月8日は、僕が臍帯血移植を受けた日です。 一般的に移植手術を…
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日本海を眺めながら死も考えた…早川史哉さん白血病を語る
今は4カ月に1度通院して血液検査を受けています。でも、日常生活に制限はなく、サッカー選手として体調管理をしているだけです。睡眠を8時間しっかり取り、バランスの良い食事を取る。今月15日からチームのキ…
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気付いたら管を何本もつながれ…国府弘子さん語る急性心筋梗塞
当初は11年前に患った「乳がん」のお話をするはずでした。でも、スケジュールを調整している間に、何と「急性心筋梗塞」で緊急入院という事態が起こったので、幸か不幸か最新の病気のお話ができることになっちゃ…
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作家の篠田節子さん ブラジャーのシミで乳がんが発覚して…
右乳房の再建手術をしてから、ちょうど1年。再建した方と天然の方はさわり心地が全然違います。たとえるなら、本物は大福で偽物はグミ(笑い)。 還暦すぎで乳房再建なんてあり得ないと初めは思ったので…