歌手の香寿美さん「坐骨神経痛」に苦しんだ1年半を語る
香寿美さん(歌手・57歳)=椎間板ヘルニアによる座骨神経痛
いまだに何が効いて治ったのか分からないのですが、激痛から解放されるまでおよそ1年半かかりました。
痛みの始まりは2017年の夏に風邪をひいたとき、咳き込んでギックリ腰になったことでした。20代の頃に舞台上のアクシデントでギックリ腰になってから何度か繰り返していたので、「またなったな」くらいに思っていて、その後も歩けたのでいつものようにハイヒールを履いて仕事をこなしました。
ただ、これまでならだんだん楽になるはずが、逆に痛みが強くなってきたんですね。しかも、腰ではなくて脚。左脚の後ろ側の全部、お尻のほっぺたから足のかかとにかけてが激痛なのです。
「いつもと違うな」と感じたので整形外科を受診しました。でも湿布薬しかもらえなくて、まったく治らない。それで次に大きめの総合病院でMRIを撮ってもらいました。その結果、「椎間板ヘルニアからくる座骨神経痛」と診断されました。でも、「時間が経てば治りますよ」と医師に言われてしまって途方に暮れました。
ジッとしていても痛いのですが、一番痛いのはジッとしているところからの“動きだし”です。長い時間、同じ姿勢でいると血の流れが悪くなるのか、脚が固まるような感じになって全然動かないのです。