ニューヨークからお届けします。
-
「ハイブリッド豚」が移植臓器不足を解決?
ヒトのDNAを持つブタの心臓を人間に移植する――。まるで、サイエンスフィクションのような試みが実現に一歩近づいたというニュースが、米国人を驚かせると同時に、大論争が巻き起こっています。 カリ…
-
「オバマケア撤廃」大統領令で医療難民急増の可能性
トランプ米大統領がサインした大統領令の中に、最大の公約のひとつだった「医療保険制度改革法(通称オバマケア)の撤廃」があります。 これが本当に施行されると、最初の1年で1800万人ものアメリカ…
-
心臓がハックされる…米大統領選に続き医療機器に脆弱性
アメリカでは、昨年の大統領選に絡むハッキング事件がいまだに大きな問題となっています。さらに今度は、ネットに接続する医療機器、特に体に埋め込まれているペースメーカー等のセキュリティーの脆弱性が指摘され…
-
貧富の差拡大の余波指摘も 米の平均寿命が22年ぶりに低下
国立健康統計センターが先日、米国人の最新の平均寿命を発表しました。それによると、2015年の平均寿命は78.8歳。前年より0.1歳短くなっており、国民の間に驚きが広がっています。なぜなら、平均寿命は…
-
75%のマウスが記憶回復 アルツハイマー治療に大きな進歩
認知症の一種であるアルツハイマー病は、世界に4000万人の患者がいるといわれ、予防や治癒の発見が求められている病気です。それが2017年には大きな進歩を見せるかもしれません。 最も期待されて…
-
ワシントン大が開発中 “粉末状”の人工血液が登場
臓器など体のパーツが人工的に作られるようになった時代、血液は最後の課題といわれてきました。 ところが2017年にはそれが変わるかもしれません。 英保健省がケンブリッジ、オックスフォー…
-
米国で死者続出…ヘロインの1万倍“象用の麻薬”流行の恐怖
以前もお伝えしたように、全米でヘロインとオピオイド系麻薬の過剰摂取による死亡事故は増え続け、2010~14年の5年間で3倍に増加。1日平均79人もの人が亡くなっています。 その多くは、最初、…
-
12年間で24%も アメリカで認知症がなぜ減ったのか
アメリカも日本と同様に高齢化が進み、高血圧や糖尿病と同じく認知症も増加すると予測されていました。ところが最近、「JAMA」(ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション)に発表された全…
-
トランプ当選は「9・11直後や大恐慌並み」のストレス
以前、大統領選によるストレスを感じている人が52%もいると当連載で書きました。選挙当日、ウエアラブルデバイス・メーカーのスパイアが実際にユーザー3000人のストレスを計測したところ、トランプ当選の結…
-
競合薬登場でかえって従来薬が値上がり 珍現象の理由は?
以前、急性アレルギー治療薬「エピペン」が9年間で5倍以上に値上がりし、大きな問題になっていることをお伝えしました。来年、そのエピペンの唯一の競合薬「アウヴィキュー(Auvi-Q)」がついに発売される…
-
米で激増する「ドラッグ過剰摂取死」が臓器移植に貢献
アメリカではここ数年、薬物過剰摂取で死亡するケースが激増しています。ところがそのおかげで、「臓器移植を待つ患者が恩恵を受けている」というニュースが驚きをもって迎えられています。 ヘロインなど…
-
米国人の過半数が悩み 「大統領選ストレス」ってなんだ?
米国では大統領候補のドナルド・トランプ氏(共和党)とヒラリー・クリントン氏(民主党)が熾烈、というより泥沼のような戦いを続けてきました。そのせいで、「有権者の方もかなりのストレスがたまっている」とい…
-
ミシガン州立大が本気 ジェットコースターで腎臓結石治療
腎臓結石をジェットコースターに乗って排出する。 こんな冗談のようで本気の実験がミシガン州立大学のチームによって行われ、「米オステオパシー協会ジャーナル」に掲載されました。 これまでも…
-
アメリカ合衆国大統領はどれほど健康であるべき?
今月11日、米大統領選挙のヒラリー・クリントン候補がよろめく場面が世界を駆け巡り、大騒ぎになりました。 結局、軽い肺炎と分かりましたが、これをきっかけにクリントン、トランプ両候補の健康診断結…
-
デンタルフロスは歯周病予防にならない?
日本でも話題になっていると聞きますが、AP通信がスクープした記事「デンタルフロスの効果に根拠なし」が波紋を呼んでいます。 「デンタルフロスは歯垢(しこう)を取り除き、歯周病を予防する」と推奨す…
-
ブロードウェー女優の“コスプレ抗がん剤治療”がNYで話題
ブロードウェー女優のカレン・ウォルシュさんは昨年9月、脇腹の痛みで病院に行ったところ、大腸がんのステージⅣと診断されました。そのカレンさんが、コスプレをしながら抗がん剤治療を受ける写真がインスタグラ…
-
米で話題 ウエアラブルデバイスで妊娠・避妊は思いのまま
米国でも出生率の低下が問題になっています。そんな中で話題なのが、「ウエアラブルデバイス」。一見、アップルウォッチに似た「AVA(エイヴァ)」が、女性の排卵日を高い確率で予想してくれるのです。 …
-
トレーや雑誌も要注意 “雑菌の巣窟”飛行機で身を守る方法
旅行や出張で飛行機に乗る方も多いと思いますが、「飛行機こそ最も細菌が多い乗り物」と、米ドレクセル大学医学部付属病院が発表。“身を守る方法”が話題になっています。 機内で一番身近で不潔な場所は…
-
セレブも注目の冷凍治療 米FDAが“ちょっと待った”と警告
こう暑いと涼しい話題の一つも欲しくなりますが、米国では今、セレブの間で大人気の「冷凍治療=カイロセラピー」に対し、FDA(食品医薬品局)が注意を促す異例の声明を発表。波紋を広げています。 「全…
-
米国では早くも評価 「ポケモンGO」で鬱から脱する
街中のあちらこちらに現れるポケモンをキャッチして歩くバーチャルリアリティーのゲームアプリ「ポケモンGO」。米国は日本より一足早い7月6日にリリースされ、1週間あまりで携帯ゲームの記録を更新する650…