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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

トランプ政権の影響? 米国人に北欧発「フーガ―」大流行

公開日: 更新日:

「HYGGE」と書いてフーガー。デンマークの伝統である「癒やし」が北欧から静かに浸透し、疲れ切った米国人に支持されています。

 幸福度世界1位の国であるデンマークの国民にとって、「フーガー」は国民的な価値観、幸せの秘密のひとつともいわれています。これが米国でも注目され、昨年から「THE LITTLE BOOK OF HYGGE」をはじめとした関連本がベストセラーになり、オックスフォード国語辞典の「今年の言葉」の候補に挙がったほどです。

 フーガーは、「健康で安心」「居心地良さ」「癒やし」といった意味で、行為やモノを形容するのにも使います。特にこうしなければならないというルールはありません。

 北欧の暗くて寒い冬の間、家族や親しい友人が家に集まり、暖炉の前で温かいワインなどを飲みながら“まったり”する。ざっくり編まれた手編みのセーターやカシミヤのソックス、食べ物はミューズリやデニッシュ、フォームミルクでハートマークが書かれたラテ。キャンドルやシープスキンの敷物……。

 こうしたシンプルな物に囲まれ、お互いに感謝しながら過ごす。そのようにイメージしてもらえれば分かりやすいでしょうか。また、北欧らしくサウナで親しい人とゆっくり過ごすのもフーガーです。

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