高齢者の正しいクスリとの付き合い方
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血をサラサラにする「抗血小板薬」はまず2種類併用が多い
読者の中には、血をサラサラにするクスリを使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただ、一言で「血をサラサラにするクスリ」といってもいくつか種類があり、それぞれに使い方や注意点が異なります。 …
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“紅麹問題”の報道を見てイチ薬剤師が思うこと…異変があればすぐに相談
3月下旬ごろから、原料に紅麹を使ったサプリメントが原因として疑われている健康被害について多く報道されています。 自身の健康のために摂取しているサプリメントで起きた事例で、中には死亡に至ったケ…
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「利尿薬」はタイプによって注意すべき副作用が異なってくる
「利尿薬」は体内の水のコントロールを手助けしてくれますが、クスリなので当然、注意すべき点があります。そして同じ利尿薬でも、「ナトリウム利尿」と「水利尿」では注意すべき点が少し異なってきます。 …
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利尿薬が使われる高血圧・心不全・肝硬変には共通点がある
利尿薬が必要となるのは、「水がたまると困る」病態であるときです。 「血圧」が高い原因のひとつに、血液のボリュームが多いことが挙げられます。たとえば、塩分の取り過ぎで血液中のナトリウムが増えると…
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「利尿薬」を飲むとどうしておしっこの量が増えるのか?
以前、降圧薬についてお話しした際に、おしっこを出すクスリ、「利尿薬」についても触れました。高齢者の中には、継続して利尿薬を服用している方もいらっしゃると思いますが、それがどうして処方されているか考え…
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「塩」はクスリとしても使われている…内服するケースも
みなさんは「塩」と聞くと、料理の味付けを思い浮かべると思いますが、じつはクスリとしても使われています。正式には「塩化ナトリウム」といいます。普段、料理で用いられる塩も塩化ナトリウムが主な成分になりま…
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剥がれてしまった「貼付薬」は再び貼り直さないほうがいい
クスリには「貼付薬」があります。湿布薬はもちろんですが、それ以外にも成分によっては気管支喘息、狭心症や心筋梗塞、認知症、パーキンソン病などの治療に用いられています。 高齢者の中にはこういった…
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クスリに施されている「コーティング」にはちゃんと意味がある
高齢者の中には、複数種類のクスリを服用している方もいらっしゃるでしょう。改めてクスリを見ていただくと、表面がツルツルしていて光沢がある錠剤があると思います。そういった錠剤は「コーティング」されている…
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最近よく見かける「配合錠」のメリットとデメリット
ここ10年くらいで「配合錠」というクスリをよく見かけるようになりました。高齢者の中には、すでに配合錠を服用・使用している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。 配合錠とは、その名の通り複…
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採血による厳格なモニタリング「TDM」が必要なクスリもある
クスリの効果や副作用を確認するときに用いられるもののひとつに「血中濃度」があります。少し専門的な言葉になりますが、これを「薬物血中濃度モニタリング」(Therapeutic Drug Monitor…
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避難所ではなるべくトイレに行きたくないなら…利尿剤の中止も考慮する
これまでは大規模災害時のクスリの取り扱いについてお話ししてきました。大事なことなので再度お伝えすると、避難時に持って行く荷物には必ず「お薬手帳」を入れておいてください。これによって、大規模災害時であ…
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大規模災害時は支援チームの医師が発行する「災害処方箋」によりその場でクスリが交付される
大規模災害などで病院の受診が困難な場合、特例で「病院を受診しなくても薬局でクスリを受け取る」ことができます。今回の能登半島地震でもこの特例が適用されています。 ただし、「お薬手帳」(もしくは…
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多くの避難所で「クスリがなくなる…どうしたらいいのか」と質問を受けた
2024年1月1日16時10分、石川県能登地方でマグニチュード7.6の大きな地震が発生し、広い範囲で甚大な被害が生じました。能登地方に比べると軽微でしたが、私の居住地でも強い揺れの影響がありました。…
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現在、日本で承認されている認知症の治療薬は3種類ある
前回お話ししたように、現時点で認知症を根本的に治癒させるクスリはありません。認知症に対する薬物療法の目的は「症状の進行を遅らせる」ことです。クスリを使って認知症の進行を遅らせつつ、リハビリテーション…
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認知症を根本的に治すクスリは今のところ存在しない
2024年を迎え、昨年あったイヤなことはさっぱり忘れて新たな年に臨みたいと思っている方もいらっしゃると思いますが、忘れてはいけないことまで忘れてしまう病気があります。「認知症」です。今の超高齢社会で…
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インフルエンザの抗ウイルス薬は症状の持続を1~2日ほど短くする
今冬はインフルエンザが爆発的に流行しています。新型コロナウイルス感染症の影響か昨年まではインフルエンザに罹患する人がほとんどいませんでしたが、今年はいつも流行が始まる11月下旬ごろよりもかなり早いタ…
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2つの作用がある「アスピリン」は服用する時に注意が必要
高齢者の中には、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などに対して「アスピリン」を服用している方もいらっしゃるでしょう。でもみなさん、アスピリンと聞くと解熱鎮痛薬というイメージがありませんか? 今回はアスピリンの…
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尿で排泄されるクスリは腎機能が低下しているとリスクが高まる
体内におけるクスリの動き「ADME」の最後の段階は「排泄」です。クスリはいつまでも体の中にとどまることはなく、最終的には排泄を経て体の外に出ていきます。主な排泄の経路は尿中と糞便中になります。 …
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クスリの「代謝」を行う肝臓の機能が低下すると作用が強く出る危険
クスリの「吸収」と「分布」の次は、「代謝」についてお話しします。 代謝というと少しイメージしにくいかもしれませんが、「体の中で別の形に変わること」です。中にはまったく、あるいはほとんど代謝を…
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クスリは体に「吸収」されるだけでは効果は発揮できない
今回から、体に入ったクスリがどのような動きをしているかについてお話しします。 体内におけるクスリの動きを専門用語で「薬物動態」といい、われわれ薬剤師がクスリを取り扱う際には常に薬物動態のこと…