高齢者の正しいクスリとの付き合い方
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ステロイドを中止する時は「リバウンド」を避けるため徐々に減らしていく
さて、これまでお話ししたステロイドのさまざまな副作用を知って、「やっぱり使いたくない!」と考え、自己判断で中止や減量をしようと思った方がいらっしゃったとしたら、それは絶対にやめましょう。ステロイドを…
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ステロイドにさまざまな数多くの副作用があるのはどうしてなのか
これまでお話ししてきたように、ステロイドにはたくさんの効果があります。それは言い換えると、たくさんの副作用のリスクがあるということにもなります。今回はステロイドが持つ副作用を、効果と関連付けながらで…
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ステロイドは「免疫」や「炎症」に関連した疾患以外でも使われる
ステロイドの効果は実にたくさんありますが、病気の治療としては「抗炎症作用」と「免疫抑制作用」を期待して用いられる場合がほとんどです。 「膠原病」は体内にあるコラーゲンに炎症が起こる病気です。コ…
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ステロイドに「怖いクスリ」というイメージがついてしまった理由
みなさんは「ステロイド」と聞くと、どのような印象をお持ちでしょうか? 高齢の方の中には、「ステロイドは副作用が怖いクスリ」というイメージを抱く方もいらっしゃるかもしれません。一方で、病気の治療のため…
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塗り薬の「軟膏」と「クリーム」にははっきりした違いがある
加齢とともに皮膚の水分量が減少することでかゆみを感じるようになり、塗り薬を使っている方は少なくありません。塗り薬には「軟膏」と「クリーム」がありますが、その違いを考えたことがあるでしょうか。もちろん…
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お尻からクスリを入れるのにはちゃんとした理由がある
「座薬」というとみなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか? 「まだうまく飲むことができない小さな子供に使うクスリ」といった感じの方もいらっしゃるかと思います。しかし、特に高齢者に対して使うケース…
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注射はイヤ…でもどうしてもやらなければいけないケースがある
クスリには飲み薬=内服以外にも、湿布、吸入、座薬などの外用薬、そして「注射薬」があります。注射薬は投与の際にどうしても針を刺さなければならないので、どちらかというと「イヤだ」という方が多いと思います…
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「便をやわらかくする」と「腸を動かす」2つの効果を併せ持つ下剤も登場
医薬品は日進月歩であり、年々新たなクスリが誕生します。下剤も例外ではありません。従来の下剤は「便をやわらかくする」クスリと、「腸を動かす」クスリの2種類でしたが、新たな効き方の下剤が誕生し、特に他の…
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排便を促す下剤は大きく2種類 便秘の特徴によって使い分ける
みなさんは、毎日スッキリと排便(お通じ)できているでしょうか? 高齢になると体のいろいろな機能が低下しますが、小腸や大腸といった消化管の機能も例外ではありません。その結果、高齢者では便秘を訴…
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目薬をいくつも使っている人は立て続けに点眼してはいけない
目薬(点眼薬)には多くの種類があり、白内障、緑内障、結膜炎などさまざまな目の病気に使われています。特に高齢になると2~3種類の目の病気を持っているケースもあるため、複数種類の目薬を使っている方も多い…
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一番おすすめできる睡眠薬「オレキシン受容体拮抗薬」はクセにならず効果も期待
睡眠薬のイメージのひとつに「クセになりそう」というものがあります。そんなマイナスのイメージのために、睡眠薬を使えずに不眠に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。これに対する答えを先にお伝え…
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個々の不眠症の特徴を把握したうえでクスリを選択する
前回お話しした不眠症に使われる3つの薬について解説します。 ベンゾジアゼピン受容体は鎮静に関与しているところで、睡眠にも関わっています。「ベンゾジアゼピン受容体作動薬」はここに作用することで…
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眠気による不都合が日中に起こっていれば不眠症の治療が検討される
読者のみなさんの中には、「なかなか寝付けない」「寝付いても途中で何度も目が覚めてしまう」といった悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。そして、「若い頃はいくらでも寝られたのに、年をとったらちゃ…
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胃酸を少なくする効果が強い胃薬は誤嚥性肺炎のリスクを高める
胃薬には「胃を守る」という役割があります。特に胃酸によるダメージは大きいため、胃酸を少なくするクスリはよく使われています。では、胃酸を少なくすることによるデメリットはないのでしょうか? 当然…
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クスリをたくさん使っている人は「胃薬」を処方されているケースが多い
高齢になり、使っているクスリの種類が増えていくと、その中に「胃薬」が含まれている方も多いのではないでしょうか。一言で胃薬と言っても、大まかに「胃の防御力を高めてくれるクスリ」と「胃を攻撃する胃酸を少…
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C型肝炎は飲み薬で安全に治る時代になった 強い副作用も少ない
肝臓の病気のひとつに「肝炎」があります。肝炎の原因には、脂肪肝やアルコール、ウイルス感染などが挙げられます。今回お話しするC型肝炎は、ウイルスの感染によって引き起こされます。 肝炎は文字通り…
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“食べる”に悪影響を与える副作用は「その他」に分類されている
これまでお話ししてきたように“食べる”に悪影響を及ぼすような副作用があるクスリは非常にたくさんあります。ほとんどのクスリがそういった副作用を有していると言っても過言ではありません。問題は、そうした“…
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抗ヒスタミン薬の副作用「眠気」と「口渇感」が“食べる”の障害に
高齢になっても元気に“食べる”うえで、個人的に注意が必要だと考えているクスリは「抗ヒスタミン薬」です。以前にも一度少し触れたことがありますが、さらに詳しくお話しします。 抗ヒスタミン薬という…
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クスリの影響で唾液が出なくなると“食べる”に悪影響が生じる
深く考えたことがないかもしれませんが、「唾液」の役割は実に多様です。そして、唾液は“食べる”うえで極めて重要な役割を持っています。 唾液にはアミラーゼという酵素が含まれています。アミラーゼは…
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眠気や味覚に影響するクスリは“食べる”をジャマする
“食べる”という行動は、先行期(認知期)、準備期、口腔期、咽頭期、食道期に分けられると前回お話ししました。そして、それぞれに対してさまざまなクスリが影響を与えます。 まず、「中枢抑制作用を持つ…