各球団の「ドラ1候補」に浮上 横浜・藤平にあえて言う
次に第2シードの東海大相模が続く。エース右腕の北村は最速146キロでプロ注目。変化球も多彩な好投手だ。しかし、全国制覇した昨年のような打線の破壊力はない。横浜とは決勝まで当たらない。いかに北村を温存しながら決勝まで勝ち上がれるかが重要になる。
横浜を2校が追う展開。現メンバーが甲子園を経験していない横浜の最大の敵は、このチームになって秋、春と県内負けなしで夏に臨むプレッシャー。昨夏の東海大相模も同じように優勝候補筆頭だったが、県大会の段階では重圧を感じていないように見えた。それほど突出していたからだ。今年の横浜はそこまでではない。それでも優勝確率は80%。桐光学園と東海大相模が10%ずつだろう。
最近、高校通算50号に到達した早実(西東京)の2年生スラッガー・清宮を映像でよく見る。昨年より打撃フォームが改善された印象だ。すり足に近いタイミングの取り方で、インパクトの瞬間、1年時は伸びていなかった右手がだいぶ伸びるようになった。低めの球にいい角度でバットが入るため、打球が上がるようになった。