週末オススメ本ミシュラン
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「半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防」クリス・ミラー著/ダイヤモンド社
「半導体戦争 世界最重要テクノロジーをめぐる国家間の攻防」クリス・ミラー著/ダイヤモンド社 半導体が経済のみならず政治や軍事においても死活的に重要になっている。本書は、技術、政治、軍事、経済な…
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『「新しい資本主義」の真実 日米における新自由主義経済政策の歴史と転換』萩原伸次郎著/かもがわ出版
『「新しい資本主義」の真実 日米における新自由主義経済政策の歴史と転換』萩原伸次郎著 いまや世界中を席巻する新自由主義とは何か。本書は、日米関係を基軸に、その正体を解き明かすものだ。 …
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「李の花は散っても」深沢潮著/朝日新聞出版
「李の花は散っても」深沢潮著/朝日新聞出版 日本は朝鮮にとてつもなくひどいことをしたのだから日本人は朝鮮人に奉仕するのが当然なのだと統一教会(文鮮明)は教えて、日本人信者から多額のカネをまきあ…
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「ワクチンの境界 権力と倫理の力学」國部克彦著/アメージング出版
「ワクチンの境界 権力と倫理の力学」國部克彦著 本書はワクチン接種の是非を主題としているわけではない。あくまでも倫理学・哲学的思考から新型コロナウイルスをめぐる人々の行動に関連し、「権力」と「…
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「百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術」近藤康太郎著/CCCメディアハウス
近藤康太郎氏(朝日新聞編集委員・天草支局長)による優れた読書指南書だ。多読、乱読よりも優れた本を100冊、ていねいに読むことで教養が身につくという考えに評者も賛成する。 読書は基本的に1人で…
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「キャラは自分で作る どんな時代になっても生きるチカラを」泉谷しげる著/幻冬舎
「キャラは自分で作る どんな時代になっても生きるチカラを」泉谷しげる著 いまから50年前、私が中学生の時に日本を空前のフォークブームが襲った。男子生徒はみながギターを弾き、歌った。ところがいま…
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「狙われた羊」中村敦夫著/講談社文庫
「狙われた羊」中村敦夫著 小林よしのりと有田芳生の「統一協会問題の闇」(扶桑社新書)も「小川さゆり 宗教2世」(小学館)も、自民党と一体となったカルト集団を理解するためには大事な新刊である。し…
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「ルポ 大学崩壊」田中圭太郎著/ちくま新書
いやはや、ここまで読んでいて不快な気持ちになり、「おなかいっぱい」という気持ちになる本は珍しい。いや、これは著者に対して言っているのではない。著者が長い時間をかけて取材した日本の大学の腐敗状況が絶望…
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「昭和史の人間学」半藤一利著/文春新書
傑出した編集者・作家であった半藤一利氏のさまざまな論考から人物評に関する箇所を抜粋して再編したユニークな作品だ。半藤氏の人物評は白黒がはっきりついてわかりやすい。 肯定的に評価されている一人…
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「女フリーランス・バツイチ・子なし 42歳からのシングル移住」藤原綾著/集英社
雑誌連載の取材をさせて欲しいと連絡があったのは2年前だったと思う。著者はフリーランスの編集者兼ライターで、バツイチ・子なしの42歳の女性だ。 インタビューを受けた時点で、著者はまだ移住先を迷…
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「太平洋食堂」柳広司著/小学館文庫
国家、あるいは政府に批判的な言論を封殺しようとする風潮はますます強まっている。 いまから110余年前、この国では「天皇暗殺」の謀議をしたというウソをでっちあげられて12人の人間が絞首刑にされ…
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『「おふくろの味」幻想 誰が郷愁の味をつくったのか』湯澤規子著/光文社新書
このタイトルを見た時、「これだ!」と思った。2020年、私は「意識の低い自炊のすすめ」という新書を上梓した。「はじめに」では、「おふくろの味」とは一体何なのだ? なぜ、男は「あなたにとっておふくろの…
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「言語ゲームの練習問題」橋爪大三郎著/講談社現代新書
社会学者の橋爪大三郎氏(大学院大学至善館教授、東京工業大学名誉教授)は、難解な学問を一般の人々にわかりやすく、かつ正確に解説する特別の能力をもっている。本書では、大学レベルの哲学、言語学、数学の訓練…
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「障害者支援員もやもや日記」松本孝夫著/三五館シンシャ
三五館シンシャという出版社は、さまざまな職業に就く人が、自分の仕事の実態を赤裸々に語る「日記」シリーズを出している。本書はその最新作だ。著者は、障害者支援員を8年間続ける78歳、現役の障害者支援員だ…
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「国商」森功著/講談社
「最後のフィクサー葛西敬之」が副題のこの本を読むと、ボンボン的ひ弱さを持った安倍晋三の強固な突っかい棒がJR東海「総帥」の葛西だったんだなということがよくわかる。 ゴリゴリの右派で中国嫌いの葛…
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「失踪願望。 コロナふらふら格闘編」椎名誠著/集英社
あの椎名誠氏が78歳になった。1979年に発売された「さらば国分寺書店のオババ」以来同氏の著書は読んできたが、本書を読むと椎名氏と「死」への覚悟や適切な向き合い方を読み取ることができる。 構…
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「中学生から大人まで楽しめる 算数・数学間違い探し」芳沢光雄著/講談社+α新書
評者は教育関連の本もいくつか書いている関係のせいか、大学生やビジネスパーソンから「これから統計や確率が重要になるということですが、文系なのでとても不安です。数学を中学レベルからやり直したいのですが、…
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「日航123便墜落事件 JAL裁判」青山透子著/河出書房新社
日本航空123便が御巣鷹の尾根に墜落してから37年が経つ。世間の関心が薄れていくなかでも、事件は終わっていない。123便の遺族が、日本航空に対してボイスレコーダーの開示を求める裁判を起こしている。本…
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「東電役員に13兆円の支払いを命ず!」河合弘之/海渡雄一/木村結 編著/旬報社
電力会社が料金値上げを言っていることに対して、私は「盗っ人猛々しい」という強い言葉をあえて投げかけたい。 東京電力をはじめ、電力会社は役所の悪いところと会社の悪いところを併せ持っていると常々…
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「スターリンの正体 ヒトラーより残虐な男」舛添要一著/小学館新書
「粛清」「処刑」「銃殺」──この3つの言葉がここまで頻繁に登場する本は読んだことがない。とにかく全編を通じて血なまぐさい話が続くのだ。著者は「ヒトラーの正体」「ムッソリーニの正体」という本を過去に書い…