経済ニュースの核心
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湘南美容外科の親会社が米ナスダックに上場した狙い 創業者・相川佳之氏はシンガポールに転居
美容外科の湘南美容クリニックの親会社SBCメディカルグループホールディングスが9月18日、米ナスダック市場への新規株式公開(IPO)をした。日本市場に比べて上場の条件が緩く、流動性の高いナスダックを…
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企業の経営理念は「変化」しているが、政治はどうだ? 投資家には気の抜けない日々が続く
平日、郊外の商店街を歩くと老人ばかりとすれ違う。ファストフードに入れば高齢女性が応対する。ターミナル駅前の商店街は、高齢者がターゲットと思えるマッサージ店や整骨院、さらにインターネットに不慣れな高齢…
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高速船2社どうなる? JR九州高速船は不祥事隠蔽、4期連続赤字の瀬戸内汽船は“逆張り”投資で大博打
海運業界関係者らの間で今、2つの高速船運営会社の行く末に注目が集まっている。 浸水していることを隠蔽して運航を続けていたJR九州の子会社、JR九州高速船(福岡市)と、債務超過に陥って経営難に…
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「ニデック記念館」設立で流れる創業者・永守重信氏の退任説…2027年完成で憶測呼ぶ
「永守さんは本気でリタイアする決意をしたのではないか。自身の記念館建設はその証し。記念館が完成する2027年が退任のタイミングか」(メガバンク幹部)と話題となっている。 ニデックは8月28日、…
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9月末に向け「腕力相場」が出現か? ロスチャイルドに学ぶ投資術
100歳以上の超高齢者数が今月15日時点で9万5119人となった。54年連続で最多を更新。長生きすれば公的年金の受給期間も長くなり、お得である。 私の友人、A君65歳、B君66歳を見ると、A…
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「十八親和銀」は支店の上に賃貸寮を併設…金利復活で変わる地銀の“店舗戦略”
ふくおかフィナンシャルグループ傘下で長崎県地盤の十八親和銀行が“異色”の店舗開発に乗り出す。「賄い付き」の賃貸寮を併設した銀行支店で、既存の新大工町支店・馬町支店(長崎市)を建て替える形で2026年…
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スパリゾートハワイアンズを米ファンドが買収…フォートレスのTOBはまさに「売り時」だった
映画「フラガール」の舞台となった福島県いわき市の総合レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」が、米投資ファンド「フォートレス・インベストメント・グループ」に買収される。 ハワイアンズの運営会…
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9.20同時発売「iPhone16」vs HUAWEI「三つ折りスマホ」の勝者は? カギを握るのは台湾企業
米アップルは9月9日に「iPhone16」を発表。独自の生成AI「Apple Intelligence」を搭載し、文章要約や画像編集といった機能をはじめ、ChatGPTやSiriとの連携により高度な…
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「特需」に沸き立つ日本の港湾用クレーンメーカー…米中対立の余波で“棚ボタ”ウハウハ
日本の港湾用クレーンメーカーがちょっとした「特需」に沸き立っている。米国政府が2月、港湾インフラの再整備に向こう5年間で200億ドル(約2.8兆円)を投じる方針を打ち出したためだ。 信頼でき…
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「資さんうどん」をすかいらーくHDが買収 “北九州のソウルフード”は全国展開から世界を目指す
“北九州のソウルフード”と呼ばれる「資さんうどん」が、「ガスト」や「バーミヤン」などを運営する外食チェーン「すかいらーくホールディングス(HD)」に買収されることになった。10月上旬に「資さんうどん」…
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株式市場の暴落は「歴史の転換点」を示唆? 中ロは世界の多数派を形成へ
株式相場では、NYダウなど株価指数が大きく下落した時は相場が転換点を迎えるという。すなわち、景気、経済などの転換点ともいえよう。実際、米国では、今月、金融政策が引き締めから利下げ、緩和へと転換しよう…
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電気自動車が世界で失速…巨額投資に見合わぬ販売実績、ベンツやボルボが計画断念
「EV(電気自動車)失速」が世界の自動車大手を揺さぶっている。 独メルセデス・ベンツは2030年としていた「完全EV化」計画を撤回。同じく30年までに「全ての新車をEVにする」としてきたスウェ…
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中小M&Aで横行する悪質な買い手と仲介者…中小企業庁がガイドライン改定
中小企業庁は8月30日、「中小M&Aガイドライン」を改定した。「不適切な譲り受け側の存在や経営者保証に関するトラブル、M&A専門業者が実施する過剰な営業・広告等の課題に対応し、中小M&A市場における…
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「猛暑」が個人消費を増加させた 東京では1世帯当たり月平均3122円アップ
政府は8月の月例経済報告で、景気の総括判断を2023年5月以来15カ月ぶりに上方修正し、「一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」と表現した。 個人消費の判断は、「一部に足踏みが残る…
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福井県敦賀市を断ち切る「2つの断層」とは…北陸新幹線延伸計画はどうなる?
「この街には今2つの断層が折り重なっている」。市関係者の一人はこう嘆息する。 福井県敦賀市──。JR東京駅から富山、金沢を経て西進してきた北陸新幹線の鉄路はここ敦賀で断ち切られる。これが1つ目…
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「ラブドール」のオリエント工業が事業終了…“生みの親”土屋日出夫代表の熱い思い
唐突な発表だった。日本のラブドールメーカー「オリエント工業」(東京都台東区)が8月21日、公式ウェブサイトで事業終了を発表した。 「創業者であり、長年にわたり会社を牽引してまいりましたオリエン…
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どうなる日本経済? 2024年下半期は「設備投資の先行き」がカギを握る
株価指数の乱高下で日銀も迷うような景気実勢となっている。下半期の景気はどうなるだろう。景気に先行する設備投資、日本政策投資銀行の大企業の設備投資動向調査によると2024年度の設備投資額は前年度比21…
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だから「日清食品」は業績絶好調なのか? 小売業者への価格引き上げ圧力を公取委が警告
この手の“犯罪”は脱税と同様に極めて「タチが悪い」(法曹関係者)とされている。被害者を特定することが困難なためだ。端的に言えば被害者は国民であり、消費者ということになるが、では自分が具体的にどれくら…
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スキマバイトアプリ「タイミー」上場でサイバーエージェント藤田晋氏は71億円を手に
スキマバイトアプリを運営する「タイミー」が東京証券取引所(グロース市場)に上場した。初値は公開価格の1株あたり1450円を上回る1850円。2018年8月のサービス開始にもかかわらず、「ユニコーン企…
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株価乱高下はまるで「貯蓄から投機」…不確実性とリスクの高まりを専門家も警告
岸田文雄首相のお盆中の突然の総裁選不出馬表明。休みだった官僚は急きょ、出勤したらしい。株式市場の乱高下を知り、「聞く耳」を持つ岸田首相は、間接的に株式投資の怖さを知っただろう。岸田首相不出馬を受け、…