発掘おもしろ図鑑
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英雄たちが好んだ料理に舌鼓
歴史にその名を残す英雄たちは、日々、何を食べていたのか。その豪快なエピソードの数々から、さぞや贅を尽くした、酒池肉林の日々を過ごしていたのではないかと想像されるが、実際はどうだったのか。 そ…
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目からウロコ 雑草の花意外な美しさ
ガーデナーにとっては、待ちに待ったシーズンの到来だが、同時に雑草との終わりのない戦いの季節の始まりでもある。いくら園芸植物をきれいに咲かせても、雑草だらけの庭では努力も台無しだ。増殖を防ぐために、雑…
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名庭園に隠された“しかけ”を読み解く
京都に数ある日本庭園の中から、おすすめの庭を解説してくれるビジュアルガイドブック。 隅々まで計算しつくされ造られた庭園は、ただ正対するだけで見る人の心のおりを洗い流すような美しさがある。さら…
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バラエティー豊かな日本の地下街
あまり知られてはいないと思うが、日本は世界最大の地下街大国でもある。都心部の地価が高いのがその理由だが、現在、全国に80カ所もの地下街があるそうだ。 地下街の成り立ちから、意外と知られていな…
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ワインのように味わい深いおじさんたち
パリの街角で、これはと思った「おじさん」たちを突撃取材したインタビュー&イラスト集。 なぜパリでおじさんなのか。著者は、かつて伊丹十三氏が語っていた言葉を取り上げ、その理由を明かす。氏による…
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お花見の次は新緑の名木巡り
新緑の季節が訪れるたびに、東京は意外にも緑にあふれた街であることに改めて気づかされる。皇居をはじめ、上野公園や明治神宮など、あちらこちらに大きな森さえある。本書は、そんな東京のあまたある木々から、巨…
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高さ120メートルの「牛久大仏」にガツン!
巨大な構造物は、その大きさだけで人の心をとりこにする。修学旅行や遠足で会った「奈良の大仏」や「鎌倉大仏」の大きさに、圧倒された思い出を持つ方も多いことだろう。しかし、像の高さだけを見てみれば、奈良は…
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入園・入学のお祝いにぴったりの美しい自然図鑑
世界の動植物を精緻なイラストで紹介する自然図鑑シリーズの一冊。「野菜と果実編」の本書では、「食べられる」植物を取り上げる。 開くと、1ページ目にはメロンとニンジン、その次のページにはアンズと…
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男装の麗人博物学者ら10人の貝コレクション
海岸で拾った美しい貝殻を、その日の記念にと持ち帰ったことが、誰にでもあるのではなかろうか。貝殻収集は、幼児から王侯貴族まで、老若男女を問わず魅了するようだ。昭和天皇も熱心な収集家だったことが広く知ら…
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都内お薦め散歩コース25選
さまざまな顔を持つ東京のお薦め散歩コースを案内してくれるイラストガイドブック。 今も現役の古い建物や地形、そして町並みに刻まれた痕跡からその土地の歴史に思いを馳せながら、各町を歩く。 …
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魚の皮の焦げの匂いが香る
記録的な不漁で今シーズンは、さんまの塩焼きを口にする機会が少なかったとお嘆きのあなたにお薦めしたい図鑑。 「魚図鑑」と銘打たれてはいるが、「おいしい」という言葉が添えられているように登場するの…
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人類と病との闘いの歴史 新石器時代に開頭手術!?
人間にとって健康は、何よりの宝で、人類の歴史とはある意味、病との闘いの歴史ともいえる。本書はその長大な人類の医学の発展の歴史を網羅したオールカラー図鑑。 驚くことなかれ、人類が薬を使い始めた…
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鳥のさえずりで森林浴気分
動物園でもなかなかお目にかかれない世界中の美しい鳥を集めた図鑑。ユニークなのは、鮮やかな色彩で身を飾るお洒落な鳥を、学問的な分類や地域ごとではなく、色別に紹介しているところ。 まずメーテルリ…
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戦国武将が現代人の悩みにアドバイス
もし、戦国武将たちが現代の世によみがえったら、私たちをどのように導いてくれるのだろうか。そんな期待に応えてくれるのが本書だ。 一見、戦国武将の歴史人物図鑑のようにも見えるが、その中身は「現代…
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仏文学者のコレクション自慢!?
「ガラクタ収集家」を自称するフランス文学者が、その「お宝」を紹介するモノエッセー。 冒頭を飾るのは、フランスの歴史において最も不人気な君主・ナポレオン3世の肖像画。放蕩と漁色に明け暮れた揚げ句…
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賢治に教わる「地学基礎」
いまだに多くの人を魅了する文学者・宮沢賢治は、地学の先生でもあった。そのため、作品には地学的なテーマや表現がふんだんに盛り込まれている。 そんな賢治の作品を引用しながら、とっつきにくい地学の…
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目白押しの天文イベントに備える
2018年は、年明け早々、スーパームーン(1月2日夜)が拝めるという。縁起とは関係しないとは思うが、月がきれいに見えるだけで、何とも得した気分になる。そのほかにも、1月31日の皆既月食、7月の火星大…
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日本の国鳥に「キジ」が選ばれた理由
国鳥とは、国歌や国旗のように、国のシンボル、象徴にしている鳥のことだ。さて、日本の国鳥をご存じだろうか。 トキやタンチョウヅルなどを思い浮かべた人も多いと思うが、答えは「キジ」。 日…
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頭と心を癒してくれる昆虫ワールド
書名に昆虫図鑑とあるが、登場するのはカブトムシやアリ、ハチ、バッタなど、ありふれた虫ばかり。それどころか、それぞれの虫についての解説も何も載っていない。 実は本書は、擬人化された虫たちを主人…
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チバニアンで注目地層の世界
先日、地球の歴史における約77万年から12.6万年前の年代が「チバニアン(千葉時代)」と命名される見通しになったことがニュースとなった。約77万年前の地球の磁場の逆転現象が刻まれた千葉県内の地層が基…