本で読み解くNEWSの深層
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AIの脅威
購買履歴から消費性向を読み取り、雑踏から被疑者を見つけ出すに至ったAI。その脅威の全貌。 優秀な数学者としてコロンビア大教授にまで上り詰めながらも、高給にひかれて大手ヘッジファンドのクオンツ…
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メディアの危機
ネトウヨからの攻撃と権力への「忖度」、そして部数減に悩む大手新聞。まさにメディアはいま未曽有の危機に立ち往生している。 ◇ 「フェイクニュース」(偽ニュース)と並んで16年米大統領選で話…
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サッカー狂騒曲
ようやく終わったW杯。何とかメンツを保った西野ジャパンだが、どうやらサッカー界は問題山積? ◇ イタリアの名門クラブ、ユベントスがレアル・マドリードからC・ロナウドを1億ユーロで獲得という…
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EVシフト時代
「100年に一度の大変化」とトヨタの社長が危機感をあらわにするEV(電気自動車)への一大シフト時代がやってきた。 ◇ 「電気自動車」でなく、わざわざEVと呼ぶのはなぜか。実はEが「電気」と…
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【危機に立つEU】ますます右傾化しつつある欧州の行方は?
危機に立つEUが何とか持ちこたえているのはひとえに独メルケル首相の存在感のおかげ。しかし最近では組閣に難渋するほど右派勢力に押され、連立政権による閣内不一致も目立ってきた。読売新聞の外信記者による本…
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民主主義の危機、資本主義のワナ
民主主義を全うする難しさ、資本主義に任せることの恐ろしさ。世界はいま2つのリスクに立ちすくんでいる。 日本でもよく知られたフランスの人口学者を筆頭に仏独米の知識人を招いて昨年開かれた朝日新聞…
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是枝裕和
カンヌ映画祭で21年ぶりの日本人監督最高賞受賞。是枝裕和監督は「次」をめざすという。 ◇ 語り下ろし本には数日のロングインタビューで一冊作ってしまうようなものもあるが、本書は、なんと8…
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ギター小僧世代の逆襲
老舗ギターメーカー米ギブソン倒産のニュースにショックを受けた「いかすバンド天国」世代の中高年は多いはず。原因はなんと「若者のギター離れ」!? ◇ エレキギターの発明が音楽に革命をもたらした…
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仮想通貨
一獲千金の夢をかき立てる仮想通貨。しかしそこには未知のリスクが待ち構えている。 昨年4月の改正資金決済法によって一気に本格化した仮想通貨時代。昨年12月には年初の20倍、3年前の100倍を記…
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揺れる移民問題
人口増はもはや望めない少子高齢化ニッポン。そこで出てくる移民問題。「移民先進国」アメリカはどうなのか? ◇ キューバ革命後にアメリカに逃れ、ハーバード大学の経済学者になった著者。こうい…
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【リアルの中国】ユニコーン企業の成功の秘密は「人」にあり
チャイナマネー、格差社会、爆買い観光、共産党独裁……。バラバラな情報の向こうに横たわるリアルの中国とは? 中国生まれで日本の大学や商社で長年研究員をつとめてきた著者にも意外なことが頻発するの…
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王朝的独裁国家の首領 「若き独裁者」金正恩の人物像
いよいよトランプが直接会談を明言した金正恩。刈り上げヘアの独裁者の人物像に迫る。 ◇ 「首領絶対独裁体制」、それが北朝鮮の政治体制。政経軍すべての政策は首領の利益と権威を高めることが第一義…
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“習王朝”の中国
2012年11月、中国共産党は党大会で正式に習体制を発足させた。 12年11月の党大会の直後に習は「反腐敗」キャンペーンを開始。胡錦濤時代の大物を次々と摘発。4年間で党中枢から中央官庁、地方…