ベテラン証券マンが教える株のカラクリ
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2021年の株価下落率ワースト10銘柄はコレ…リバウンドは期待できるのか?
コロナ禍の2年間で急騰した銘柄ベスト10を前回は紹介したが、今回はその逆だ。昨年1年間の下落率ワースト10社だ。有名企業、話題の企業がズラリと並ぶ。 2021年の日経平均の動きは全体で4.9…
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コロナ禍の2年間で急騰した銘柄から学ぶこと トップ10社はここだ!
まず〈表〉を見ていただきたい。コロナ前の19年末と21年末の株価を比較して上昇率「トップ10社」をリストアップしたものだ。対象は東証1部の上場銘柄である。 ここから何を学べばいいのか。そこに…
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ロシアのデフォルト“Xデー”は5月上旬!株への影響は?
「近くロシアがデフォルトに陥る」とさかんに言われているが、その時、株価はどうなるか。 ロシアは1998年にもデフォルトを起こしたことがある。ソ連崩壊後ずっと続いた経済疲弊に、97年のアジア通貨…
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円安止まらず…株価の追い風が逆風に変わる日は来るのか?
円安が止まらない。3月28日にはほぼ6年半ぶりとなる一時125円台を付け、3週間で10円(約9%)もの円安が進んだ。理由は、日米の金利差の拡大である。 では株価はどうなったかといえば、輸出関…
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第2のソニー株を見つけるコツは「有形」ではなく「無形」
世界の株式時価総額トップ50社の中に日本企業が何社入っているかご存じだろうか? バブル真っ最中の1989年には実に32社も占めていた。しかし、33年後の2022年1月末ではトヨタ1社のみである。 …
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ウクライナ危機で起こった世界の株価暴落が限定的で短期収束する根拠
2月24日に始まったロシア軍のウクライナへの侵攻はやまず、世界の株式市場の大混乱が続いている。 ところで、世界的な株価暴落にはざっくりした経験則が存在する。それは世界経済、金融の本丸である米…
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株価を暴落させる原油急騰 いったい誰が相場を操っているのか
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によってWTI原油先物価格は3月6日に一時130ドルと14年ぶりの高値をつけ、世界の株式市場は軒並み暴落している。 一般的に、原油価格は経済活動が活発な時に…
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「有事の買い」は過去14勝2敗 ウクライナ侵攻でも格言通りになるか?
ウクライナへのロシア軍侵攻で、株式市場が揺さぶられている。株価が戻る場面もあるが、戦闘激化や攻防長期化の見方が強まるなか、下落が止まらない。 しかし、「有事は買い」の格言がある通り、過去の有…
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株がダメなら「不動産投資信託」はどうか J-REITは20年で400%の実績
株がさえない。こんな時はあらためて「J-REIT」を研究してみてはどうだろうか。 不動産投資信託はまだなじみが薄い。一般的な投資信託は株式や債券などの有価証券を投資対象としているが、J-RE…
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直近高値から36%も暴落…東証マザーズをダメにしているのは誰だ
ご存じのように、新興株市場が大崩れ状態だ。東証マザーズ指数は今月15日に昨年来の最安値をつけ、年初から25%の暴落。昨年11月の直近高値と比べると実に36%安と、目も当てられない。新興株を保有する投…
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再びETF買いが活発だが…日銀による株価下支えへの不安
このところ日銀の動きがまた忙しくなってきた。ETF(上場投資信託)という文字を見かけることが増えている。米国市場が利上げ警戒で大幅安になっているからだ。 連れ安で日本株が一時600円超の大幅…
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米国における利上げと株高の関係は過去11勝1敗 気になる「1敗」と現状の類似
米国株を大きく振り回している金利の動向だが、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制のため、3月をメドに政策金利であるFF金利の引き上げを開始する方針だ。 では、3月から実際に利上げが実…
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米国株「経験則」に反して大崩れ…投資家がすべきことは?
米国株がひどいことになっている。それも、いつもと様子が違う。これは相場の転換点かもしれない。 あらためておさらいしてみると、1月27日のS&P500指数は4326ポイントで、年初である1月3…
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トヨタ株に買いが集中するのは相場にとって「危ないシグナル」
米国の金融政策に振り回され、東京株式市場は年初から激しい乱高下が続いている。そうした中で堅調なのがトヨタ株だ。人気を集め、連日のように高値を更新している。1月18日には2475円まで上昇し、時価総額…
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日本株「失われた33年」の解消は可能か? 米国の「株式の死」の歴史から学ぶ
東証が再編され、「プライム市場」などが誕生すると騒がれている。これで株価上昇にはずみがつくのかというと、市場は悲観的だ。「失われた33年」の日本株に慣れてしまったせいか、証券マンは総じて弱気だ。なに…
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証券業界の新潮流② 新参の若手投資家は日本株を買わない
前回は、若年層を中心に新規の証券投資口座が急増している背景を書いた。では、彼らはどこに投資しているのか。 もともと日本人は投資対象が自国中心の「ホームカントリーバイアス」が強いとされてきた。…
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証券業界の新潮流① 若手投資家の急増はなぜ起きた?
年の瀬なので、証券業界の新しい潮流について書きたい。一つは、個人による証券投資口座の開設数の急増だ。今年9月集計で、業界全体の証券口座総数は2876万。2年前からほぼ2割、約430万口座も増加してい…
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東証再編にすでに“うまみ”はない…1月11日まで待つべし
東京証券取引所の市場再編が目前に迫ってきた。来年の4月4日に1部、2部、マザーズ、ジャスダックの4市場からプライム、スタンダード、グロースの3市場にくくりを変える。同時に東証株価指数(TOPIX)な…
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保有株がTOBの対象になった…どうするのが賢明なのか?
TOB(株式公開買い付け)の件数がこのところ増加している背景を前回は書いた。あなたの保有する株もTOBの対象になるケースが出てくるだろう。では、そうなった時、何を目安にどう対処したらいいのか。3つの…
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活性化するTOB(株式公開買い付け)には3種類あること、ご存じですか?
SBIと新生銀行の攻防など、連日のようにTOBが話題になっている。 TOBとは、「Take Over Bid」の略称で、「株式公開買い付け」のこと。これは買収する側が上場企業の株式を、あらか…