ベテラン証券マンが教える株のカラクリ
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株価上昇が期待できる「自社株買い」 候補企業の特徴とは
このところ、3月決算発表とともに、自社株買いを表明する企業が増えている。毎年5月は、自社株買いの発表が一番多い月だ。それは6月末の株主総会に向けての株主へのアピールでもある。 「自社株買い」と…
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買収プレミアムを狙え!「親子上場」解消で噂される企業
「次の親子上場の解消はどこだ」――。 いま市場関係者は親子上場銘柄に目を光らせている。なぜかといえば、親子上場を解消する際、子会社の株価に付く買収プレミアム(市場価格に30~40%上乗せ)が狙…
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「投資の神様」が日本株を買い増し 狙いは3メガバンク?
「投資の神様」と称されるウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャー・ハサウェイをご存じだろうか。馴染みがなかったら、覚えておいてほしい。 同社が今月8日、3年連続となる円建て社債を発行し…
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近づく東証市場再編 TOPIX見直しで買われる株、売られる株
ワクチンが行き届く来年からは景気が回復し、いま低迷している銘柄も上がるといわれている。そこで、価格が手ごろな銘柄をいまから仕込んでいる投資家も多いだろうが、TOPIX見直しのことだけは頭に入れておい…
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「持ち合い」解消株が逆に値上がりするのはなぜ?
一般的に「株式の持ち合い」の解消はネガティブなイメージがある。持ち合い関係の解消で大量の株式が市場へ放出されると、需給が緩み、株安になると考えられているからだ。 ところが、実際は違う。パッシ…
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日本株の売買の主役は外国人投資家 彼らのクセをつかめ
日本株の売買の主役が外国人投資家である以上、彼らのクセを知っておくことに損はないだろう。 毎週第4営業日に公表される「投資部門別売買状況」。外国人投資家の売買シェアは6~7割で推移し、相変わ…
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日銀「政策変更」の今後 グロース株とバリュー株の業種は
3万円台を回復していた日経平均株価が崩れ始めている。きっかけは、先週3月19日の日銀の黒田総裁会見だ。金融政策の修正を公表し、4月からのETF購入はTOPIX型(従来は75%)に一本化し、日経平均型…
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証券会社の「投資判断」や「目標株価」は信じていいのか
株価情報のニュースなどで、「○×証券が△□の投資判断を引き上げ、目標価格を○○○円に」などの表記を見かけると思います。参考にして儲けた方もいらっしゃるのでは。今回はその裏側についてです。 巷…
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日経平均が「世界最大の仕手株」って本当なのか?
日経平均は、投資家が一番慣れ親しんでいる株価指数である。しかし、歪んだ指数ともいえる。それゆえ「世界最大の仕手株」などとも呼ばれてきた。一部の値がさ株を集中的に売買することで、日経平均を大きく動かす…
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「空売り」は悪ではない 政府や証券会社は嫌うけれど…
「空売り」と聞くと、どんなイメージだろうか。 先日、NY市場で大きな話題になった。ビデオゲーム小売りチェーンの「ゲームストップ」株をめぐって、ヘッジファンドの空売りに対して、若者など小口投資家…
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コロナ相場は20年前と類似 ITバブルと崩壊からの教訓は?
3万円を突破したコロナ相場は、米国株市場に揺さぶられ、乱高下している。日本株の6割は海外の投資家が買っているのだから、その連動ぶりは半端ない。 つまり、米国株が上昇を続けたり、高値をキープし…
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日経平均株価3万円突破で「保有株」の売り時はいつ?
いとも簡単に3万円を突破した日経平均株価。いやはや、驚くべき買い圧力だ。 ところで、このコロナ禍の異常な株高の中で、大儲けできている人はホンの一握りだ。ほとんどが外国の機関投資家で占められ、…
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コロナ相場での日銀の含み益は13兆円!
日銀が、日本株の最大の株主であることと、ここ10年間の経緯については前回書いた。 つまり、今回のコロナ禍の異常な株高で一番儲けているのは日銀といえる。その保有額はすでに時価で45兆円に達し、…
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コロナ禍の株高 裏にいるのは「最大の株主」である日銀
久々に先週、日経平均株価が2万8000円台を割り込んだ。しかし、調整をこなすと、あっという間に再び2万8000円台を回復。買い意欲が旺盛なようだ。 こうしたコロナ相場の裏側にいる主役のひとり…
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日経平均「3万円突破」超異常な株バブルに必要なものは何
31年ぶりの「日経平均3万円台回復」を期待する声が多い。その気持ちはわかるのだが、当時、現場にいた者としては、熱気や狂気という意味で、どうしても違和感を覚えてしまう。超異常な株バブルにならなければ、…
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NYダウの株価最高値更新は仕組まれたもの
いまのコロナ禍の異常な株高をリードしているのは、紛れもなく、米国のNYダウだ。史上最高値を更新し続け、3万ドル台をキープ。その余波で日本の株も買われ、連れ高になっているのだが、そもそもNYダウは上が…
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今の株高リスクはリーマン・ショックの水準に近づいている
果たして、現在のコロナ禍の異常な株高はバブルなのかというと、それはもう明らかにバブルだ。 新型コロナウイルスの感染者が世界で一番多い米国に限らず、第2位と第3位のインド、ブラジルでも株価は史…
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コロナ禍での「異常な株高」その天井はいつなのか?
コロナ禍の「異常な株高」が話題になっている。毎日毎日、世界で1万人近くが正体不明のウイルスで死んでいるのに、株価だけが知らぬ顔して上がり続けているからだ。 では、これが「異常」なのかというと…