週刊誌からみた「ニッポンの後退」
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安倍元首相銃撃は日本版「ケネディ事件」なのか…週刊文春が投げかけた“疑惑の銃弾”
奈良県警は2月13日、安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人罪などで起訴された山上徹也被告(42)を建造物損壊などの容疑で追送検したことで、一連の捜査を終結したと発表した。 だが週刊文春(2月16日…
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宝塚の醜聞は昔からの「伝統」だった…所属演出家が20代女性助手に性加害寸前のセクハラ
宝塚はスキャンダルの花園である。 宝塚の前身、宝塚少女歌劇養成会ができたのは1913(大正2)年。110年近い歴史をもつが、清く正しく美しいことばかりではなかった。 1929(昭和4…
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福岡でまた…24年前の「桶川ストーカー殺人事件」が繰り返された
ストーカー規制法の成立は写真週刊誌FOCUS記者の「調査報道」がきっかけだった。 1999年10月、女子大生の猪野詩織(当時21)がJR高崎線・桶川駅前で刺殺された。 FOCUSの清…
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「週刊朝日」が5月末をもって休刊だが…400万部週刊誌に変える方法はある
1922(大正11)年に創刊した“最古”の「週刊朝日」が5月末をもって休刊する。 アメリカンコミックス「ブロンディ」を日米対訳式で掲載した。吉川英治の「新・平家物語」が多くの読者を獲得した。…
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篠田麻里子は松居一代やカイヤを超える? 凄まじい「劇場型 夫婦ゲンカ」の歴史
「私が全部悪いの、全部悪いの。お願い……」 泣きすがる女。だが、男は女の声を遮り、淡々と女を責め続ける。 「お願いです……、謝るから謝るから謝るから謝るから! おねがいー! ウッ、ウッ、…
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ジャニーズ事務所のジュリー社長が日経新聞に広告…ナベプロ帝国の衰退を思い出した
本論に入る前に、一言いわせてもらいたい。即刻、中国からの入国者を全面的に禁止すべきだ。中国ヘイトではない。コロナの感染者が多過ぎて発表できない国の人間は入れてはいけないということ、自明の理。中国人の…
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安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者の近況報道は雑誌だからこそ なぜ新聞やテレビは報じない
昨年末、安倍晋三元首相銃撃事件・山上徹也容疑者(42)が殺人容疑でようやく送検された。勾留期限の1月13日までに起訴される見通しだ。 新聞、テレビは報じないが、山上の拘置所内での様子や母親(…
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森保一「転びっぱなしの人生」 不登校、補欠採用…W杯“もう一人の主役”は華やかさとは無縁
先週末、沖縄へ行ってきた。あいにくの雨と強風で、吹き飛ばされそうになりながら、戦争末期、多くの沖縄の人が集団自決のために飛び込んだ万座毛(マンザモウ)、米軍が数万発の砲弾を撃ち込み、最初に上陸した残…
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渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」
笑顔がすてきだった俳優・渡辺徹が亡くなった。享年61。彼の笑顔の裏に隠されていたのは、若い頃からの病との闘いの日々だったと週刊文春(12月15日号)が報じている。 父親は流しのアコーディオン…
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ジャニーズ事務所と週刊文春の「23年戦争」…“少年愛”の暗黒史をえぐり続ける果敢
ジャニーズ事務所の“内紛”が収まらない。 滝沢秀明の退所やキンプリ3人の脱退&来春退所に続いて、「Snow Man」や、海外進出をめざしている「Sexy Zone」も、滝沢との結びつきが強く…
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岸田首相は“雑誌の底力”を甘く見ていた 田中角栄も宇野宗佑も安倍晋三も射止めているのだ
昔、週刊誌記者は「首輪のない猟犬」といわれた。 上品ぶった新聞・テレビがやらない、権力者たちのカネと下半身問題を容赦なく追及したために名づけられた。 今の岸田内閣、1カ月もの間に3人…
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1カ月で大臣3人更迭で思う…記憶に残る「政治家の許せない暴言・笑える暴言」
わずか1カ月のうちに3人の閣僚が“更迭”された。統一教会との癒着が次々に暴かれた山際大志郎。死刑執行を命じる法相の役割を軽んじる発言を重ねた葉梨康弘。一番呆れたのが、政治資金規正法や公選法を所管する…
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ジャニーズ帝国崩壊が現実味を帯びてきた…40年前の問題提起がトドメとなるか?
亡くなったジャニー喜多川の後継者だった滝沢秀明(40)が突然退社し、SMAPや嵐なき後の事務所を牽引してきた「King&Prince」から平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)が来年5…
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大原麗子・森進一の交際スキャンダルで訴えられた1975年 すでに「不倫」が週刊誌タイトルに
不倫の季節である。週刊文春(11月10日号)は歌舞伎界の大物で人間国宝の片岡仁左衛門(78)が37歳年下の女性と不倫関係にあると報じた。彼女は歌舞伎にのめり込んで勤めも辞め、「ニザ様」に身も心も捧げ…
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小室圭さんのNY州弁護士「合格」の快挙を何としても矮小化したい週刊誌
小室圭が司法試験に合格したことが、週刊誌を大慌てさせている。 「ニューヨーク州の司法試験は日本のそれと比較するとはるかに簡単です。例えるなら、運転免許の筆記試験くらいの難易度でしょうか」 …
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小室圭さんはいつも“期待”を裏切り続ける男 週刊誌は「3度目も不合格」を想定していた
「小室圭さん 米NY州の司法試験に合格」(NHK NEWS WEB 10月21日午後10時35分) このニュースを聞いて、腰を抜かさんばかりに驚いたのは週刊誌編集部だったと思う。 なぜ…
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仲本工事さん「ゴミ屋敷暮らし」報道の末に交通事故死…老いを生きることの難しさ
道路を横断中、車にはねられて重体だった仲本工事さんが救急搬送先で亡くなった。 最近はテレビなどで見る機会が少なかったが、週刊新潮(10月20日号)で「27歳年下のモンスター妻に虐げられている…
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アントニオ猪木は生涯200億円稼ぐも借金に追われていた こんなトリックスターはもう現れない
戦後史に残るトリックスターだったアントニオ猪木が亡くなった。享年79。 力道山にスカウトされた猪木は、力道山亡き後のプロレス界を、ジャイアント馬場とともに牽引し、「燃える闘魂」と呼ばれ、ファ…
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池永正明投手の訃報に思う…プロ野球「黒い霧事件」に火を付けたのは週刊誌だった
「中出し中絶トラブル」「4年愛と中絶破局」 文春が報じた、この見出しの主役は、ともに「球界の紳士たれ」と憲章にうたう巨人軍の現・元スター選手である。文春オンライン(9月10日)が報じた“中出し…
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香川照之に続きENEOS会長までクラブでご乱行…彼らの失敗の本質はどこにあるのか
ノンフィクション作家の佐野眞一が亡くなった。享年75。佐野が週刊朝日で橋下徹大阪市長(当時)のルーツに触れ、批判を浴び、作家生命を絶たれようとしていた。そんな時、彼に、「今こそノンフィクションとは何…