週刊誌からみた「ニッポンの後退」
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潜伏50年の桐島聡と週刊誌記者の「点と線」…1970年代の編集部はすごかった!
約半世紀もの逃亡生活を続けていた桐島聡容疑者(70)は、亡くなる前に「最期は桐島聡として死にたい」と、本名を明かしたという。 桐島は40年近く神奈川県藤沢市の土木会社に住み込みで働いていたそ…
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松本人志の「5億円訴訟」は高いのか、安いのか…6億円もあった過去の週刊誌賠償請求
5億5000万円って少なくないか? 松本人志(60)が予告通り文芸春秋と週刊文春編集長を相手取り、名誉毀損による損害賠償と記事の訂正を求めて提訴した。 だが、請求額を聞いて、松本の本…
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篠山紀信に懇願されてボツにしたスクープの思い出…宮沢りえのグラビアと引き換えに
私は、世界的写真家の篠山紀信(享年83)に嫌われていた。 私がFRIDAY編集長時代、ここでは詳しく書かないが、篠山の関係者のスキャンダルを編集部が“激写”した。 篠山は当時、宮沢り…
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松本人志はこのままテレビから消える覚悟か…抗議・反撃が弱い理由もそこにある
松本人志(60)はお笑い界やテレビから引退する気だ。 お笑い界の“ドン”として君臨し、所属する吉本興業の実質的な最高実力者といわれる松本だが、前々から引退をほのめかしていたし、不本意だろうが…
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大谷翔平ドジャースでの「二刀流」完全復活は3年後か…1度目の手術からの軌跡を振り返る
大谷翔平はこの国に残された唯一の希望である。 ワイドショーはもちろんのこと、定時のニュースまでも大谷の移籍先について膨大な時間を費やし、ドジャースに決まったときは号外まで出た。 私も…
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馳浩知事の発言で再燃の官房機密費 追及が大甘なのはメディアや野党にも“スネ傷”があるから
伊集院静が亡くなった。享年73。 私は競馬を通じて、他生袖すり合っただけだが、潔い男だった。 書くものよりも、華やかな女性遍歴が注目を集めた。3番目の妻・篠ひろ子が、こうコメントを出…
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信仰か、愛か…ダブル不倫の女優・斉藤由貴はモルモン教とのはざまで悶絶状態
イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの無差別攻撃は、もはや「ジェノサイド」というべきである。 連日、ガザ地区の民間人、中でも多くの子どもが殺戮されているのに、バイデンの使いぱしりの岸田首相が「…
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壮絶いじめ、ついに“投身”事件まで…宝塚歌劇団の隠蔽構図はジャニーズ事務所に負けず劣らず
小柳ルミ子「自分の衣装の袖に腕を通した際、針が一本刺さっていた。指にその針が刺さり怪我をした」 天海祐希「いじめを受けても気にしなかった。そんなこともあったような……」 黒木瞳「相手…
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ジャニーズへの追及は「記憶にない」と言い張る東山紀之の記憶が戻るまで続く
腐った組織は内部から崩壊していく。ジャニーズの名前を消そうと、社長の首をすげ替えようと“腐臭”を隠すことなどできはしない。 だから、こんな発言が平気で出てくる──。 《嫌なことは嫌》《違う…
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ジャニーズ事務所のメディア支配…出発点はメリーによる弟ジャニーの「病」隠し
メリー喜多川(2021年没、享年93)が生きていたら、どう対処したのだろうかと考えてみた。 彼女は早くから弟の「病」を知っていた。その病が、アイドルになる少年たちを見いだす「異能」に結びつい…
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羽生結弦はなぜそこまで新妻を隠す? 8歳年上の姉さん女房と母親の気になる“同居”
長友佑都2歳、田中将大5歳、松坂大輔6歳、イチロー8歳、落合博満9歳──。これは年上の奥さんとの年齢差である。アスリートにとって食事から体調管理、家事一切任せられる姉さん女房は「成功するための必須ア…
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父親の小渕恵三元首相は「冷めたピザ」…では、カネまみれの小渕優子はどんなピザか
父親の小渕恵三は地味でパッとしないから「冷めたピザ」といわれたが、するってぇとその娘はどんなピザなんだろうか。 今回の内閣改造で選対委員長になった小渕優子(49)、通り名を「“ドリル事件”の…
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企業の「ジャニーズ離れ」の素早さ…鈍感すぎるNHKとメディア人間たち
おのれの不明を恥じている。先週、ジュリー社長辞任と東山紀之新社長就任の会見を見て、何も変わらないまま「ジャニー喜多川事件は忘れられ、みそぎを済ませたとジャニーズ帝国は続いていく」と書いた。 …
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これは最悪の選択だ…「当事者」の東山紀之を新社長に据えるジャニーズ帝国の傲慢
9月7日の会見に藤島ジュリー景子が出席し、ジャニー喜多川の少年たちに対する性的虐待を正式に認め、自らは辞任し所属タレントの中で最年長の東山紀之を社長に据えた。被害者たちへの補償は自らがやっていくと語…
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ジュリー社長はもともと辞めたがっていた…再発防止特別チームの「勧告」は口実を与えただけ
「私がここで全部脱いで、襲われたと警察に電話すれば、あなたは逮捕されるわよ!」 週刊現代の記者だった朝倉喬司を部屋に招き入れた“女帝”メリー喜多川は、取材の趣旨を聞くと、こう大声を上げた。 …
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なぜ今、ジュリーと水谷豊の本が話題なのか?「過去形の人生」を生きる読者の共感
「ジュリーがいた」(島崎今日子著、文芸春秋刊)と「水谷豊自伝」(水谷豊・松田美智子著、新潮社刊)が話題である。 沢田研二は75歳。水谷豊は71歳。私はテレビに向かって「ジュリー」と叫んだことも…
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佳子さま「皇室脱出計画」とその反動を占う…狙っているのは結婚ではなく“正面突破”か
秋篠宮佳子さま(28)の「皇室脱出計画」が最終段階を迎えているようだ。 30億円以上をかけて改修した秋篠宮邸には移らず、旧御仮寓所(ごかぐうしょ)で一人で暮らすことを選んだのは、彼女が「私は…
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写真週刊誌が500万部も売れた時代 NHKも取り上げた“FF戦争”はどこがスゴかったのか?
「FF戦争」という言葉を覚えているだろうか。 新潮社の“天皇”斎藤十一が「おまえら人殺しのツラが見たくないのか」をコンセプトに創刊したFOCUS(1981年)と、それから3年後に創刊された講談…
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朝日新聞のジャーナリズム精神はどこへ…「木原問題」も大々的に扱わず、それでいいのか?
朝日新聞の凋落が止まらない。週刊新潮(8月3日号)によれば、かつて840万部あった朝刊発行部数は今や380万部(1月のABC調査)だという。 深刻なのは部数だけではない。2021年には約44…
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「木原官房副長官vs週刊文春」はどっちが勝つのか? 警察庁長官“参戦”で新たなフェーズに
木原誠二官房副長官と週刊文春の“生き残り”を懸けた死闘は新たなフェーズに入った。 7月21日、木原誠二の“本妻”が文芸春秋を相手取り、日本弁護士連合会に人権救済を申し立てた。これまで完黙して…