志村けんが生涯独身を貫いたナゾ…口癖は「結婚したい」「子どもが欲しい」だったのに

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「手に取るなやはり野におけ蓮華草」

 多くの人に愛されたコメディアンの志村けん(享年70)が亡くなって3年が経つ。生前、多くの女性と浮名を流し、同棲を繰り返したが、結婚はせず、子どももいなかった。

 彼が残した莫大な遺産を受け継ぐ人間は志村の長兄しかおらず、三鷹にある4億円豪邸は荒れ放題だと週刊ポスト(2月24日号)が報じていた。

 志村はなぜ結婚しないのか?彼の生きている間も多くのメディアが理由を探った。私は冒頭に紹介した俳人瓢水の句のような「女性観」を持っていたからではないかと推測している。

 笑いと酒と女性をこよなく愛した志村の“初体験”は、高校2年。付き合っていた同級生の彼女を家に呼び、ビートルズの「AllYouNeedIsLove」を聴きながらだった。ドリフの付き人になって食えない彼を支えたのも彼女だったが、妊娠したことで気まずくなり、親から100万円を借りて渡し、別れてしまった。

 その後も、彼女ができると、とにかく一緒に住み始めるのが志村流。「夢中になっている期間は、だいたい1年ぐらいだろうか。蜜月期間を過ぎると、少しばかりうっとうしくなってくる。オレは仕事を家に持ち込むほうだから、『ネタを考えなきゃならないんだよ』と言い訳しつつ、距離を置くようにする。そして、『なんか違うな、そろそろ潮時かなぁ』という気分がお迎えに来る頃には、次の彼女の目星がつき始めている」(「志村流 遊び術」マガジンハウス)

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