「ニッチェ」近藤くみこ 6万円を援助してくれた社長に感謝
そんな時、バイト先の30代の社長が、私たちが出たお笑いコンテストライブを見にきてくれた。それで私たちが優勝。
社長は「こんなにおもしろいとは思わなかった! 君たちは売れるからお金に困ったら言ってね」と喜んでくれて。
月8万円のバイト料が2万円しか稼げなくなった半年くらいの間は、差額の6万円を「ポケットマネーから出してあげる」と言ってくれたんです!
しかも、相方もバイトしていて、その足りない分も。2人分ですよ。ありがたすぎました。
その頃から、ようやくテレビに出ることができるようになり、一人暮らしを始めました。
でも、やっぱり不経済なんですよね。ある日、椅子に乗って電球を替えていたら、足を滑らせて落ちちゃった。その時、ハッと考え直しました。普通は落ちたら「痛い!」なのに、私はとっさに「寂しい!」と叫んじゃって。
そんな思いをして無理に一人で住むこともないと思って、今は友達と暮らしてます。