玉木雄一郎は国民民主党「代表」に復職できる? 2週間で職務停止は終わるが党内で強まる慎重論
国民民主党の玉木雄一郎代表の身辺が騒がしい。玉木は目下、グラドル不倫発覚で役職停止中の身だが、順当なら処分期間を終える3月4日を待って復職する運びだ。
「一兵卒の玉木雄一郎。この党にはあんたが必要だ。しっかり反省して、もう一度先頭に立って、この国のために汗を流していこう」
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は11日に行われた党大会のあいさつで、玉木復職への期待をこう熱く語ってもいる。
しかしながら、玉木を取り巻く政治状況は役職停止中に大きく変わった。
「財務省に近い古川(元久代表代行)は、103万円の壁をめぐる財源論で自民税調に理解を示して、玉木と距離を置きはじめ、“玉木党”からの脱皮を言い出しています。それに夫婦別姓問題では参院の伊藤孝恵国対委員長と手を組み立憲民主に同調していますから、夫婦別姓に慎重派の玉木が復職する頃には外堀は埋められているでしょう。榛葉が党大会の壇上から玉木へエールを送ったのは、そんな党内の足並みの乱れを危惧してのことですよ」