進む無法者集団化…2022年の参院選に出馬した9人中4人が逮捕の異常事態

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 政治団体「NHKから国民を守る党」(N国党)は、選挙で勝つためには手段を選ばない。

 2022年の参院選で当選したガーシーこと東谷義和は、K-POPスターに会わせると嘘をついて女性ファンらからカネをだまし取り、逮捕を恐れてアラブ首長国連邦・ドバイに逃亡した男。党首・立花孝志は高飛びした詐欺師を擁立し、票を集めたのだ。比例代表に立てたのは、ガーシーを含む9人。このうち4人が参院選から今日まで、何かしらの罪で逮捕されている。

■目的達成のためなら一線を軽々と越える

 昨年の兵庫県知事選では、公職選挙法違反の疑いがある「2馬力選挙」を堂々とやってのけ、自殺した元西播磨県民局長の下半身スキャンダルをでっち上げて、斎藤元彦の再選を後押しした。選挙期間中、N国党の参院議員の斉藤健一郎も、本命視されていた候補をめぐるデマを流した。「外国人参政権に賛成している」というものだ。立法権限のない知事が外国人参政権を認めることはできない。にもかかわらず、N国党支持者はデマを拡散した。この候補は否定動画などを発信したが、焼け石に水だった。

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