巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判
昨季のドラフト1位右腕がアピールを続けている。今キャンプ初の対外試合となった昨16日の韓国サムスン戦に先発した西舘勇陽(22)が3回2安打無失点。1回2奪三振でゼロ封した11日の紅白戦に続く好投だ。
巨人の今季の先発ローテーションは、エースの戸郷翔征(24)、昨季10勝の山崎伊織(26)、期待の井上温大(23)、助っ人のグリフィン(29)の4人が当確。残り2枠を楽天から移籍の田中将大(36)と、西舘、赤星優志(25)、横川凱(24)、堀田賢慎(23)、京本真(21)らの若手が争う構図になっている。
この日、2番手で登板した左腕の横川も2回1安打無失点2奪三振とアピールしたが、「実際には先発ローテは残り1枠です。阿部監督は、体調にさえ問題がなければ、田中将を開幕からローテーションに入れるつもりですから。西舘、横川ら5人による先発6番目争いは、より熾烈です」と、さる巨人OBがこう続ける。
「その中で頭ひとつリードしているのが、西舘です。1年目の昨季は、即戦力のドラ1として期待されながら、大半を二軍で過ごしたものの、気の毒な面もあった。キャンプまで先発として調整しながら、オープン戦からリリーフ起用。そのまま開幕を迎えて、10試合連続ホールドをマークするなど結果を残したが、6月末に不振で二軍落ちすると、チーム事情から先発に転向し、9月には一軍で再びリリーフとして投げるなど、起用法が一定しませんでしたから」