決勝Tへ首の皮一枚も…手倉森Jコロンビア戦で見えた変化

公開日: 更新日:

 それから6分後。信じられないようなプレーが生まれた。左サイドからのボールをクリアしようとしたオーバーエージ枠DF藤春が何を思ったのか、目の前の自ゴールに蹴り込んでしまい、痛恨のオウンゴールである。

■1対1でも厳しく対応、球際の激しさも

 それでも日本は22分にMF南野からのパスを受けたFW浅野が左足強烈シュートを放って1点をかえし、29分にはMF中島が、ゴール前35メートル地点からGKの頭上を狙ったワザありの山なりシュートが決まり、ついに同点に追い付いた。

「ナイジェリア戦の敗戦は監督、コーチ、選手にとって大きなショックだったが、チーム全体が気持ちをうまく前向きに切り替え、それがプレーに如実に表れていた。1対1でも厳しく対応していたし、球際の激しさもあった。試合前に手倉森監督が『ナイジェリア戦のミスは修正力を発揮して2戦目、3戦目に臨めばいい』と話していた。結果は2―2の引き分けに終わったが、日本五輪代表に逆境をはねのける原動力が生まれた。3戦目のスウェーデン戦に期待したいと思います」(前出の六川氏)

 グループリーグB組は2試合を消化して、2連勝のナイジェリアは決勝トーナメント進出が確定。日本は1分け1敗ながら首の皮一枚、グループリーグ突破の可能性を残した。注目の一戦は、11日午前7時キックオフである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット