手倉森Jが5失点 現地取材記者にナイジェリアはどう見えた
リオ五輪サッカーで手倉森誠監督率いる日本五輪代表がグループリーグB組の初戦・ナイジェリア戦(日本時間5日午前10時キックオフ)で試合当日の長距離移動で話題を集めた相手に5点を叩き込まれ、世界中に醜態をさらしてしまった。
それにしても、だ。日本は実力上位のナイジェリアが相手だったとはいえ、絶対に勝たないといけない試合だった。
大会前、米国アトランタで合宿を張ったナイジェリアは当初、7月29日にブラジル北部の試合会場マナウスに到着するはずだった。しかし、マナウスに到着したのは試合当日の現地午後2時20分(日本時間5日午前3時20分)。キックオフの6時間40分前に現地入りというドタバタぶりだ。
■「キレ味に圧倒されていた」
選手たちは午前5時に起床してホテルのロビーに午前6時集合。飛行機に乗ってマナウスに着いてホテルでひと休みした後、キックオフ3時間前にスタジアムに到着して初練習。それも登録18人中、16人しかピッチに姿を見せなかった──ナイジェリアに勝てないようでは、大会前に手倉森監督、選手が連呼した「メダルを狙う!」が気恥ずかしくなるばかり。