海外での稼ぎ無視 ZOZO大会「賞金加算対象外」にする愚策

公開日: 更新日:

 看板に偽りあり、だ。

 今年、米ツアーとの共催大会として話題を呼んだ新設の「ZOZOチャンピオンシップ」(10月24~28日=千葉・習志野CC)。T・ウッズやR・マキロイら、世界トッププロのスーパーショット見たさに、練習日からギャラリー数は1万1000人を超え、日曜日には高額チケットにもかかわらず2万人以上を集めた。雨天のため順延になった第4ラウンドの残りは月曜日に行われ、ウッズと松山の優勝争いで盛り上がった。

 この大会は賞金総額975万ドル(約10億6600万円)、優勝賞金175万ドル(約1億9128万円)と高額なため、国内ツアーの賞金ランキング加算率は50%に制限されていた。それが、来季は賞金加算対象外になる。

 その理由について日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、スポンサーや選手からの声により、賞金王争いを盛り上げるために賞金加算対象外にしたという。

 国内男子ツアーは、海外の4大メジャーの賞金が獲得賞金額に加算される。だが、予選カットのない世界選手権シリーズ(WGC)4大会は除外している。同様に予選落ちのないZOZOを対象外にしたのも同じ理由という。バカバカしい話だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド