著者のコラム一覧
マーク金井クラブアナリスト、クラブ設計家

1958年、大阪府出身。ハンデ3。ゴルフ雑誌の編集記者からフリーに転身。05年にアナライズを設立し、自社スタジオでゴルフクラブの計測、試打を専門的に始める。同時にメーカーが作れなかった、アマチュアを救うクラブを設計し販売も手がける。執筆活動も積極に行い、新聞、雑誌、インターネットで連載を多数抱え、著作物も定期的に発刊。近著では、「今より30ヤード飛ぶクラブを選ぶための36の法則」(実業之日本社)、「一生役立つゴルフゴルフ超上達法」(マイナビ出版)がある。現在、新刊書も数冊手がけている。

スイング中の空気抵抗はフェースとヘッドの大きさが影響

公開日: 更新日:

 2020年モデルのドライバーが出そろいました。国内外のメーカーともヘッド体積が460㏄、ルール適合内でフェースの反発力を上げ、なおかつミスに強い設計がなされています。そして、ここにきて注力されているのが空力特性でしょう。

 例えば、テーラーメイドのSIMドライバーはツノ形状の突起を斜めに配することで空気の流れを良くしています。キャロウェイのマーベリック、ピンのG410も空気抵抗を削減するデザインを採用。いずれのモデルも空力特性の向上がヘッドスピードアップにつながるとアピールしています。

 さて、この空力特性ですが、いずれのメーカーも自社の優位性をうたっています。その空力に関して皆さんに知っておいてほしいことがあります。

 ドライバーの場合、一般男性アマチュアの平均的なヘッドスピードは40メートル。時速に換算すると144キロ。高速道路の制限速度をはるかに超えるスピードですから、相当な空気抵抗が発生しています。この速度で走った場合、流線形のスポーツカーの方が、箱形の大型トラックよりも空力特性が高く、空気抵抗が軽減するのは簡単に想像つくかと思います。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末