阪神・村上頌樹がトリプル受賞の快挙 昨季3安打とカモにされた巨人打線は来季も戦々恐々

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「まさか自分が取ると思っていなかった。本当にとても光栄な賞。他にもたくさんいい選手がいる中で一番になれたことはうれしい」

 3年目の阪神村上頌樹(25)がセ・リーグMVPに選ばれた。

 28日、都内で行われたNPBアワードに出席。壇上で喜びを語った。新人王とのダブル受賞は1980年の木田勇(日本ハム)、90年の野茂英雄(近鉄)以来3人目。セ・リーグでは初の快挙となった。村上は「プロ野球では野茂さん以来でセ・リーグでは初なので、名を刻めたってことはとても良かったかな」と笑みを浮かべた。

 今季は10勝(6敗)を挙げ、防御率1.75で最優秀防御率のタイトルを獲得。エース格の働きで阪神を38年ぶりの日本一へと導いた。

 特に宿敵・巨人戦で真価を発揮した。今季初先発だった4月12日の同戦で、7回無安打無失点の完全投球で勢いに乗った。巨人戦は2試合に登板して1勝0敗、防御率0.00。新巨人キラーに名乗りを上げた。

 今季巨人の一軍打撃チーフコーチを務めたデーブ大久保氏がベースボールマガジンのコラムで、こう証言している。

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