巨人入り田中将大にウワサの“魔改造コーチ”のメスが入る…復活のポイントは《菅野と同じ》か
神の子復活は、改めて魔改造の手に委ねられることが決まった。
巨人がスタッフ会議を行った17日、2月からの春季キャンプの方針などを確認した中、楽天から加入した田中将大(36)に関し、杉内一軍投手コーチがこう言った。
「基本的に久保さんにお任せします」
久保康生巡回投手コーチ(66)のことだ。
昨季は二人三脚で投球フォームの修正に取り組んだ菅野(オリオールズへ移籍)が、15勝3敗で4年ぶりの最多勝を獲得するなど完全復活。その手腕は「魔改造」と称され、すでに阿部監督は「(久保コーチの)指導を受けてみて」と田中に指示したことを明かしている。
「久保さんは、ここ数年の菅野の投球フォームが横回転になり、そのために右肘が下がっていることに着目。体重移動などを見直し、腕の振りを縦振りに修正したことで、復活に導いた。その過程で重要視したのが、軸足となる右足の使い方でしたが、その久保さんは、田中を復活させるポイントも基本的には『菅野と同じ』と言っているそうです。実は田中がかねがね、自らの好不調のバロメーターになると言っているのも、軸足の使い方です。体重移動の際に右足でどれだけ我慢して力を溜められるか、と話している。重視するポイントが同じなら、久保さんの指導もより早く消化できる可能性はあるでしょう」(巨人OB)