佐々木朗希を獲れない2球団は踏んだり蹴ったり…争奪戦に負けたら代償はとてつもない

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 日本時間15日午後11時に25歳ルールの対象選手の契約が解禁され、米メディアによれば佐々木朗希(23)の争奪戦はドジャース、パドレス、ブルージェイズに絞られた。

 25歳未満の佐々木の獲得資金は、球団ごとに上限が定められた国際ボーナスプールの範囲内に限られる。パドレスとブルージェイズは約9億7000万円、ドジャースは約8億円。3球団とも割り当てられたボーナスプールをフルに使いたいため、中南米の有望選手の獲得を見送って、なおかつ金額の増額を目論んでいる。

 国際ボーナスプールはマイナー選手を放出することで最大60パーセントまで増額できる。そのため3球団はトレードによって佐々木獲得資金を少しでも増やそうと目の色を変えているのだ。

「カネの問題だけじゃないでしょう」と、ア・リーグのスカウトがこう続ける。

「佐々木が最も危惧しているのは、どの球団もロースター(メジャー)の確約をしていない点。スプリングトレーニングの結果次第でメジャーに昇格できない可能性もあるだけに、ロースター確約をめぐって各球団と佐々木サイドの間では激しい攻防が繰り広げられているのではないか」

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