スケート人生「キス&クライ」
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<最終回>小学生の頃から注目され続けた真央にはもう少し時間をあげて欲しい
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 先日、私にとって複雑な気持ちになるニュースが飛び込んできました。親友であり、良き理解者だった高橋大輔選手(28)の引退発表です。 私と…
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<第31回>4年後の平昌五輪は「ジュニア世代」の台頭も期待できる
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 今月末からはいよいよフィギュアのグランプリ(GP)シリーズが開幕します。今季は日本フィギュア界を牽引してきた浅田選手が休養しているため、女子は…
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<第30回>フィギュア競技とは似て非なる「アイスショー」の難しさ
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 今年3月に現役を引退して以降、私はプロスケーターとしてアイスショーや舞台に参加させてもらっています。 当初は、ショーに出演するプロの方…
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<第29回>“フィギュアの怖さ”を知らされたフリーでの重大ミス
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 フィギュアスケートに「付き物」といえばミス。見た目にわかるジャンプの着氷での転倒はもちろんですが、回転不足もミスの一つ。ターンやステップの細か…
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<第28回>フィギュア選手の等級とスケート靴の秘密
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 今月上旬からフィギュアのシーズンが開幕しました。今週からはフィギュアをより身近に感じてもらえる話題をご紹介していきたいと思います。 今…
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<第27回>わずか15秒の振り付けのために2日間を費やした
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 09年5月。バンクーバー五輪出場に向けプログラムを一新することが決まった私は、カナダ人振付師のシェイリーンと共にプログラム作りを開始しました。…
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<第26回>フィギュアのプログラムはこうして作ります
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 バンクーバー五輪を9カ月後に控えた09年5月。私はフリーのプログラムを大幅に刷新するため、カナダのトロントを拠点に活動していた女性振付師のシェ…
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<第25回>バンクーバーで惨敗 「ここに戻ってくるしかない」と
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 拒食症を克服し、再び世界で戦えるレベルになった09年。国内のトップスケーターたちは翌年(10年2月)に迫るバンクーバー五輪に向け一斉に始動しま…
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<第24回>所属選手だからこそできた1人で2時間の「リンク独占」
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 07年1月のユニバーシアード優勝のおかげで、幸運にも邦和スポーツランドの契約社員になれた私は、同年4月から再び名古屋でのスケート生活を再開しま…
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<第23回>競技継続が困難と考えていたころ、就職先が見つかった
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 入学直後に拒食症を患ったせいで、大学在学中に実績を残せなかった私は、卒業後にスケートを続けられる保証がありませんでした。 フィギュア競…
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<第22回>骨と皮だけの体に筋肉をつけていった
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 私が拒食症を患い、競技生活を休止していた03年、着々と進んでいたのがフィギュアの採点方式の変更、つまり「ルール改正」でした。 03年ま…
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<第21回>奇異の視線に怯えながらガリガリの体でインカレに出場
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 拒食症という病気になって半年が過ぎた03年12月。32キロまで落ちた体重が38キロ前後に戻った私は、ようやく長久保(裕)先生からリンクで滑るこ…
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<第20回>クシで髪をといたら大量に毛が抜け落ちた
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 拒食症の治療途中で仙台に戻った03年10月。私を待っていたのは寂しい「独り暮らし」でした。 体重はこの頃、35キロ前後にまで回復も、長…
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<第19回>拒食症になって半年、復帰直訴の私に長久保先生の反応は…
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 体重が32キロに落ちた03年7月末。母や周囲の理解を得た私は、奇跡的に少しずつ食事が取れるようになりました。 最初は野菜や豆腐、ヨーグ…
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<第18回>体重は32キロにまで激減し「生きていくために薬を飲む」生活
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 03年6月。「拒食症の一種」と精神科で診断されても、食事が取れない私は大量に渡された薬を服用するしかありませんでした。 専門医によれ…
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<第17回>精神科医の言葉に目の前が真っ暗に
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 03年5月。わずか1カ月の間に8キロも体重が落ちた私は、スケートの練習にも支障が出始めました。この頃の体重は40キロ。体は痩せ細るばかりで、…
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<第16回>1カ月で体重8キロ減「絶対に体がおかしくなってる」
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 東北福祉大への進学が決まっていた私は入学前の03年3月、仙台にある長久保(裕)先生の下宿先へ引っ越し。その足で、クロアチアでの国際大会に出場し…
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<第15回>世界を見据え仙台への「拠点変更」を決断
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 地元豊橋の花田小学校を卒業し、名古屋市の市邨学園高蔵中学校(現名古屋経済大学高蔵中学校)に進学した1年の冬。全中(全国中学校スケート競技会)で…
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<第14回>「あれ? 跳べるようになってる……」
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 長久保先生の指導を求めて全国からスケーターたちが集まる仙台での夏季合宿です。 「一般クラス」で先生からなかなか声をかけてもらえない私は、…
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<第13回>恩師との初対面 そのやり方に抵抗があった
【連載】 鈴木明子 スケート人生「キス&クライ」 96年、小学校6年生の夏休み。すでに地元の愛知、中部圏の大会では表彰台に上がれるようになっていた私は、ひとつ上のステップを目指そうと、仙台で日…