役に立つオモシロ医学論文
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精神面にも影響 健康的な生活習慣でうつ病は予防できるか
食事や運動などの生活習慣は、身体的な健康状態にさまざまな影響を及ぼすと考えられています。過去の研究報告では、精神的な健康状態との関連性も示唆されています。 そんな中、日本疫学会誌電子版に、健…
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英誌報告 100%フルーツジュースでもがんリスクは高くなる
砂糖で甘味を付けた飲料(ジュース)の飲み過ぎは、健康に良くないイメージがあります。実際、砂糖入り飲料の摂取は、肥満や糖尿病、高血圧の発症リスクを高めるという研究が報告されています。肥満はまた、がん発…
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死亡リスク増加の報告 「夜型」の生活は本当に体に悪いのか
夜は早めに寝て、朝早く起きる朝型の生活は、夜遅くまで起きている夜型の生活に比べて健康に良いイメージがあります。夜遅くまで起きていると、生活習慣が乱れがちになることは想像しやすいでしょう。しかし、この…
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国内の専門誌で報告 妊娠前の発酵食品は早産を予防する?
通常の出産時期(妊娠37週~41週6日)よりも早い時期(妊娠22週~36週6日)に出産してしまうことを「早産」と呼びます。早くに生まれた赤ちゃんほど、健康状態に何らかの障害が発生する確率が高くなるた…
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「人生の目的」と長寿にはどんな関係が? 米国で研究論文
「生きがい」や「人生の目的」を持つことは、健康に良い影響を与える可能性があります。実際、「趣味や生きがいがある人は健康寿命が長い」という報告や、目的意識を持っている人では健康診断の受診頻度が高く、死亡…
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英で報告 超加工食品を毎日食べると死亡リスクが増加する?
野菜や果物、あるいは新鮮な魚など、加工度が低く、添加物が少ない食品は健康に良いイメージがあります。他方で、スナック菓子、インスタントラーメン、ハンバーガー、サラミやソーセージなど、高度に加工された食…
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専門誌が分析 乳幼児の就寝中の窒息死を予防する安全対策
乳幼児の死亡要因で上位を占めるのが「不慮の事故」です。「不慮の事故」には、もちろん交通事故死も含まれますが、就寝時の窒息による死亡も少なくありません。 消費者庁による人口動態調査の分析によれ…
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高齢者が抗生物質を長期服用すると心臓病リスクが高まる?
細菌の増殖を抑える抗生物質は、細菌感染症の治療にとって重要な薬です。かつては風邪などのウイルス感染症であっても、2次的な細菌感染を予防する目的で処方されることもありました。しかし抗生物質が効かない耐…
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米論文で報告「妊婦のハーブ製品使用は安全」は本当なのか
一般的に妊娠中に薬を飲むことは、できる限り避けたほうがよいと考えられています。もちろん、胎児への影響が少ない場合も多いのですが、やはり妊婦さんにとっては不安に思うことでしょう。 他方で、サプ…
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英で研究報告 グルコサミンが心臓病を予防する可能性あり
ドラッグストアや通販サイトなどで手軽に入手できるグルコサミンは、膝の痛みや関節痛に効果があるといわれます。しかし、グルコサミンが健康状態に良い影響を与えるかについて、これまでの研究報告は明確な答えを…
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交通事故死リスクが上昇 自動車運転中の喫煙に注意すべし
自動車運転中の喫煙は交通事故のリスクであると考えられています。その理由として、たばこを取り出す、火をつける、灰皿に灰を落とす、火を消す――といった一連の喫煙関連行動が、運転に対する集中力を散漫にさせ…
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飲酒による発がんリスクは「たばこ」何本分?専門誌に論文
「適度な飲酒は健康に良い」などと言われることもありますが、近年報告されている研究では、少量の飲酒でも健康に悪影響を及ぼす可能性が示されています。 そんな中、飲酒によるがんの発症リスクを、生涯リ…
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水を飲めば肥満予防できるかも 3200人5年追跡調査の結果は
過去の文献報告によれば、水分摂取が摂取カロリーの低下をもたらし、肥満の予防に効果的である可能性が示唆されています。 実際、水を飲んで空腹がまぎれたという人は多いはずです。 水の摂取と…
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1万7000人超での研究結果 笑いの頻度は健康にどう影響する
「笑う門には福来る」という言葉があります。人とのコミュニケーションの中で生まれる「笑い」は、私たちの日常生活に幸福感をもたらしてくれます。 笑いは健康面にも良い影響を与えることが示唆されていま…
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心臓病のリスクにも影響「緑地環境」が健康を左右する
居住環境が健康状態に影響を及ぼす可能性について、複数の研究報告があります。 例えば幹線道路の近くに住んでいる人では認知症リスクの増加、強い騒音環境ではうつ病リスクの増加が示唆されています。 …
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韓国学会誌に掲載 日本人大学生「スマホ依存」の実態は?
総務省の情報通信白書(平成30年版)によれば、情報通信機器の保有状況に関して、モバイル端末全体では国民の94.8%が保有しており、このうちスマートフォン端末が占める割合は75.1%でした。インターネ…
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米で研究報告 楽観主義は痛みを軽減するかもしれない
物事をあまり悪い方向に捉えず、前向きに考えていく楽観主義な人は、精神的及び身体的健康にポジティブな影響を及ぼす可能性があります。 米国の陸軍兵士を対象に、楽観性の高さと健康への影響を検討した…
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平均気温よりも低いとリスク増 気候変動と認知症との関係
過去の研究報告によれば、気候の変化が健康に何らかの影響を及ぼすことが示されています。 例えば、気温が下がれば血圧が高くなりますし、脳卒中のリスクも増加するという報告があります。また、降雪量と…
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日本人で死亡リスクが21%低下 花粉症の人は長生きする?
体内に侵入してきた病原菌を排除する免疫の働きは、健康維持に欠かせない生体機能のひとつです。免疫が不全状態に陥れば容易に感染症にかかってしまい、命を落としてしまうこともあります。 花粉症は、花…
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知的活動と認知機能の関係 頭を使わないとボケるは本当か
知的な好奇心が強い人は、積極的に読書をしたり、生涯学習セミナーに参加したりと、認知機能の低下とは無縁のように思えることでしょう。「ボケ防止には頭を使った方がいい」という話も聞きますが、本当のところは…