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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

外食で4割がベジタリアン食 米国で肉食離れなぜ進んだ?

公開日: 更新日:

 アメリカの代表的な世論調査である「ギャラップ」によれば、2009年には米全人口のわずか1%だったベジタリアンが、12年には5%に増加。その半分は、乳製品も取らない完全な菜食主義者「ヴィーガン」とのことでした。

 別の調査では、ベジタリアンに限らずアメリカ人の4割近くが、外食時は常に、あるいは場合に応じて「ベジタリアン食」をオーダーしているとの結果です。

 アメリカ人の食生活がなぜ急速に肉から野菜に移行しているのか?

 理由はさまざまですが、劣悪な環境で飼育される家畜の現状が頻繁に報道されるようになったことは大きいでしょう。また、「健康のため」と考えている人も非常に多い印象です。

 たとえば先月の「タイム誌」では、ヴィーガンの健康への効用を特集する記事が掲載されました。フィレンツェ大学の研究結果をもとに、「ヴィーガンの人は虚血性心疾患やがん患者の率が劇的に少ない」と述べ、ほかの研究結果から「更年期障害を軽減し、ストレスを下げる効果があった」と報告。さらに、「ダイエットに劇的な効果があった」というサウスカロライナ大学の研究結果も伝えています。

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