【うつ病】EDで彼女の献身的な行為もプロの技も効かない
40代で人材派遣業の会社を起こしたとき、アルバイトで入ってきた若い女性だった。机を並べている間に恋心を抱き、男女の仲になったが、越川さんより20歳も若かった。結婚の約束までしていたが、年の差がネックになって彼女の両親から猛反対されていた。
月に1、2回、彼女は越川さんのマンションを訪ねてきて泊まっていく。酒を飲みながら笑いの絶えない会話を楽しんでいたが、うつ病発症から2年後、セックスがまったくダメになった。彼女は時間をかけて、献身的に勃起を促してくれたが、ピクリともしない。勃起不全薬も何度か試してみた。しかし、ほとんど効果がなかった。
まだ50歳を過ぎたばかりで、勃起不全になるような老齢ではない。越川さんは、「うつ病を自覚する52歳の直前まで、毎日でもセックスは可能だったんです。これが、どんなに優しくされても勃起しない。インポですね。このショックは大きかった。大げさですが、生ける屍になったような気分でした」
勃起不全は相手が悪いからではと思い、事前に勃起不全薬を飲んでから池袋のソープランドへ行き、その道のプロに任せてみた。しかし、結果は同じだった。