迷いクジラの次はオットセイ?年明けから日本近海で続く海洋生物の“異変”は大地震の前触れか
15日、東京湾の羽田空港滑走路近くの岸に「オットセイ」、あるいは「トド」とみられる生物が目撃された。
どちらにしても東京湾での目撃例はレアケース。先日も大阪市の淀川河口近くに全長15メートルのクジラが迷い込み、注目を集めたばかりだ。今年に入ってからというもの、日本近海では海洋生物の「異変」が相次いでいる。
今月12日には富山市の四方漁港で、世界最大級の「ダイオウイカ」とみられる赤いイカの泳ぐ姿が確認された。ダイオウイカは6日にも兵庫県豊岡市で泳ぐ姿が確認され、15日には鳥取県岩美町に打ち上げられた。
これだけ短い間に通常は水深500メートルから1000メートルに生息する最大20メートル超の巨大イカが頻繁に現れるのは異例だ。同じく深海に生息する「リュウグウノツカイ」が13日、神奈川・茅ケ崎市の砂浜で死んだ姿で見つかった。
14日には静岡・浜松市の漁港近くの川面に、海水魚の「ボラ」が大量発生。ボラの大群は名古屋市北区を流れる黒川でも5日昼に目撃され、200メートルにわたり水面を覆った。秋田、山形、新潟の3県では「ホシフグ」が大量に打ち上げられ、北海道の海岸では数キロにわたって「イワシ」の死骸が大量に漂着した。