貧打の広島「大砲ビシエド獲り」急浮上! 中日二軍で塩漬け「もっと試合に出たい」と移籍も辞さず

公開日: 更新日:

日本人扱いというメリットも

「2022年に鈴木誠也がカブスに流出して以来、広島は4番不在。正一塁手も坂倉や堂林ら日替わりです。チーム本塁打と打率はリーグ最下位、得点はワースト2位という得点力不足は深刻で、助っ人野手が全く機能していないのも一因。今季は新外国人としてレイノルズとシャイナーを獲得したが、レイノルズはわずか2試合に出ただけで左肩を痛めて契約解除。通算4打数無安打だった。

シャイナーは12試合で打率.133。こちらも左手を痛めて全く戦力になっていない。ビシエドは35歳ながら、18年には首位打者と最多安打のタイトルを獲得したミート力は健在。セで9年間プレーし、日本の野球を知り尽くしているうえ、日本人扱いというメリットもある。近年助っ人野手の不発が続く広島にとって、悪い話ではありません」

 2位広島は昨11日、首位巨人との天王山2戦目に臨み、4安打で2点を奪い、2-0で九回を迎えたものの、守護神の栗林が4四死球6失点の大炎上で逆転負け。ゲーム差は3に広がり、リーグ優勝が遠のく痛恨の1敗となった。和製打線でなんとか優勝戦線に食らいついてきたが、貧打が投手陣に負担をかけてきたのは事実。来季は中日で辛酸をなめた男が強力援軍になるかもしれない。なお、岡本和、大山と一塁手が決まっている巨人、阪神は現状、静観姿勢のようだ。

  ◇  ◇  ◇

 首位巨人と3ゲーム差で、ここから逆転優勝を目指す広島だが、痛恨の「泣き所」がある。。広島で投手コーチや編成部長などを歴任した川端順氏が指摘する弱点とはいったい何か。いま、広島に何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スタンフォード大・麟太郎のメジャースカウト評価は課題山積…ド軍指揮官からも耳の痛いアドバイス

  2. 2

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  3. 3

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  4. 4

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 8

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    巨人・坂本勇人は《潔くユニホーム脱ぐべき》低迷でも“1年延命”で現役続行か