"アイランドグリーン"の17番は優勝争いのキーホール…最終日のカップは「奥の左端」に切ってくれ!
「この大会は毎年接戦になりますが、17番も優勝争いのキーホールです。ピン位置がセンターや右サイドでは左や奥にあるクリークが意味をなさない。また、この日のように左端でも手前めならパーを取るのは難しくない。グリーンの奥行きは35~36ヤードなので、手前から25ヤード以上の左端にすると、グリーン奥が怖くてなかなか突っ込めないし、ドローヒッターは左のクリークに落としたくないため、ピンの右下か右へ大きく逃げる。でも、そうすると奥からの傾斜がけっこうきつい。だから初日はパーオンしても3パットボギーが多かったのです」
メンバーが続ける。
「僅差で優勝を争って17番を迎えたとき、カップが左端の奥めでも勇気を持ってピンを狙い、バーディーが取れれば優勝に近づくし、そういう選手にこそ勝って欲しい。昨年の最終日みたいにピン位置がセンターだと、緊迫したシーンは見られません。近年、女子プロのレベルが上がっているのですから、今年の最終日はぜひとも30ヤードくらい奥の左端に切って欲しいです」
2日目が終わって首位は通算8アンダーのべテラン藤田さいき(39)。1打差2位にはレギュラーツアー2年目の小林光希(22)がつけている。