自民党で本格的な「石破降ろし」が始まった…アンチ議員が続々と“司令塔”麻生元首相のもとへ
夏の参院選で苦戦必至の自民党は2日、松山政司・参院幹事長が首相官邸に石破茂首相を訪ね、後半国会、食料品やガソリンなど高騰に悲鳴を上げる国民の生活支援策をきめ細かく実施するよう強く求めた。
石破首相が予算成立直後に、それまで前向きな姿勢を見せていた食料品などの消費税率の減税について、「税率引き下げは適当ではない」として前言を覆したことから、松山が危機感募る参院自民党の総意をくんでの直談判であった。
会談後、松山は記者団を前に「私の意向をしっかり受け止めてくれたと思う」と述べていたが、石破の腹の内は違っていた。
「首相は表向き真摯に耳を傾けていましたが、実のところ、参院選に向けて焦る自民党内のこうした声を半ば楽しんでいるようにも見えます」とは、ある首相官邸スタッフの談。
石破はまた、「参院選で負けそうだから、と言いながら、彼らを復権させろって言うのはね」と周辺に漏らし、冷ややかな笑みを浮かべたそうだ。
何のことかといえば、松山が前日の記者会見で、派閥裏金事件で役職停止、党員資格停止処分を受けた統一教会系旧安倍派幹部の西村康稔元経産相と萩生田光一元政調会長を念頭に「政策に精通し、閣僚など重要な役職を担っていた人もいる。しかるべきポストで国民のために汗をかいてもらうべきだ」と語り、3日の処分明け後の要職起用を求めていたからだ。