65歳アルバイトの現実
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精算日に遅れて交通費をもらえなかった…「バイトは融通が利かない」を肝に銘じよ!
60代で職探しをする人にアドバイスしたいのは「バイトは融通が利かない」ということ。正社員のころと環境が違うのだ。 私がそのことを痛感したのは都内の会社で警備員をしていたとき。交通費の精算がき…
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飲食業界は人件費削減に必死…時短と休みが多く思ったほど稼げない
私がこのコラムを書いていると知って、友人たちがバイト勤務の情報を提供してくれるようになった。彼らの話は喜ぶ人、悲しむ人、それぞれだ。 「がっつり稼ごうと思ったら当てが外れた」というのは元不動産…
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面接で健康状態をしつこく聞かれたワケ
「60代のバイトは健康をアピールしなきゃならない」と実感したのが管理人の面接だ。 都内の派遣会社を訪れると2人の面接官が迎えてくれた。60代の男性・敷島氏(仮名)とアラフィフらしき女性の大石さ…
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立ち食いそば店の60代“深夜ワンオペ”は命がけ…敬遠されるのも無理はない
前回は「回転寿司で賄い飯をたらふく食おう」と食い意地を張って面接に臨み、「3割引きですが有料です」と宣言された。それでも私はタダ飯に未練タラタラ。そこで立ち食いそば店に応募してみた。 訪れた…
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タダで食える? 有名回転寿司バイトの賄いで寿司にありつこうと思ったが…
「林山さん、今度はお寿司屋さんで働いたらどうですか? お寿司をたらふく食べられますよ」──。知人のN女史からこう勧められ、学生時代を思い出した。当時バイトをしていた定食屋は無料の賄いつきで、思う存分食…
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面接はわずか7分間で終了…カラオケボックスに60代は不要らしい
「とりつく島もない」という言葉がある。「相手を顧みる態度が見られないこと」の意味だ。大手カラオケボックスの面接がそうだった。 初めから不吉な予感がしていた。求人サイトを通じて応募したところ「該…
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早期退職でUターン…運転が好きなだけでは「運転代行」の仕事は長続きしない
東京を引き払って故郷でバイト生活を始める人がいる。61歳の日暮さん(仮名)もその一人だ。精密機器の会社で長年営業職として勤めてきたが、2年前に早期退職し、妻とともに北関東の実家にUターンした。 …
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オシャレなカフェが「60代を採用したい」という苦しい事情
「場違いなところに来てしまった」──。店のドアを開いた瞬間たじろいでしまった。そこは若い女性客ばかりのオシャレなカフェ。60代の私には不似合いに思える。 求人サイトで「下町のカフェです」という…
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グループホーム管理人はメチャクチャ楽、使える時間がたっぷりだが…大変なのは私的な相談
「俺って世間知らずだなぁ」と、おのれの無知をかみしめることがある。グループホームの管理人の面接を受けたときがそうだった。「報酬1万5000円。入居者の食事を作る仕事です」という募集広告に応募したら「面…
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大型住宅管理人は住民とのプライベートな会話は厳禁…人妻との不倫など期待することなかれ
「林山さん。大型住宅の管理人をやったらどうですか? 楽しそうですよ」 知人の女性からこう言われた。テレビドラマでは初老の管理人が住人と親しく会話し、ときに人妻と不倫を味わう場面などを見かける。…
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洋食レストランの洗い場はまるでチャップリンの「モダン・タイムス」だった
時給1500円の居酒屋の面接を受けたところ不採用だった。時給が高額なため20代、30代の若者が殺到し、60代の私ははじき飛ばされたのだろう。この推測を補強したのが、その後に受けた洋食レストランの洗い…
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飲食店のバイトは高時給も若者優先 高齢者は採用されず65歳以上は「門前払い」
昨年9月、飲食店でバイトしようと思った。働くなら大衆的な店がいいと思い、目をつけたのが有名定食屋チェーンのY。渋谷の店にバイト募集の張り紙があり、働いている男性たちが私と同じ年格好なので雇ってもらえ…
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道路工事や建設現場の警備の醍醐味は「早上がり」 半日で終わっても日当がもらえる
「林山君、警備員のバイト始めたんだって?」──。知人の内藤さん(仮名)から電話がかかってきた。内藤さんは70代で、5年前から警備員をしている。 勤務時間は午前8時から午後5時。仕事の多くは屋外…
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40分立哨して20分休憩? 同じ警備員でも他社の労働条件が好待遇なのにびっくり
高級ブティックの警備から、大型飲食店の警備にコンバートされた。 警備員の仕事で意外に面倒くさいのが報告書づくりだ。何時何分に現場に入り、何時に店内の見回りをし、何時に食事休憩を取ったかなど細…
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ストレスと疲労にされされた高級ブティックから大型飲食店に…時間があっという間に経つ
地獄から天国──。そんな気分だった。 高級ブティックのドアマン警備員から、商業施設にある大型飲食店(午後1~9時勤務)に配置換えになった。 高級ブティックの警備では、ストレスと疲労に…
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ストレスが限界! 高級ブティックのドアマンの仕事は「ナチの拷問」だった
「人生で一番つらい仕事だよ」──。ブティックのドアマン警備員をやって、知人から仕事内容を聞かれるたびにこう答えた。大学時代に20種類近いバイトを経験したが、これほど心身が疲弊するものはなかった。 …
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高級腕時計店で万引か…疑いの目で客を監視したら女性店員から「あっち向いてて」と怒られた
高級ブティックのドアマン警備員として立哨することになった。ドアのそばに立ち、両手をへその下に組んで、入ってきた客に「いらっしゃいませ」と声をかける。それ以外は、これといってすることはない。 …
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業務内容は「ただ立っているだけ」…実に単調だが、これがキツイ
「ついにこうなった……」──。鏡に映った自分の姿を見てつぶやいた。「ドアマン募集」に応募したはずなのに、何のことはない、仕事の実態は警備員だった。ただし、子供のころに見ていたテレビドラマ「ザ・ガードマ…
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「気をつけ!」「敬礼!」ドアマン警備員のバイト研修で軍隊式訓練の驚愕
というわけでドアマンのバイト面接に合格。ただし、ドアマンといっても、実際は都内の高級ブティックの出入り口に立つ警備員のような仕事だ。採用されたのも警備会社だった。 数日後、研修を受けることと…
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「ドアマン募集」という名の警備員の求人 面接官は「挨拶ができればいい」と繰り返した
求人サイトで「ドアマン募集」を見かけた。ドアマンといえば名門ホテルの玄関に立ち、内外から来た宿泊客を迎える仕事。募集広告の惹句に「一流のマナーが身につきます」と書かれている。どんな仕事なのか興味津々…