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荒木経惟写真家

1940年、東京生まれ。千葉大工学部卒。電通を経て、72年にフリーの写真家となる。国内外で多数の個展を開催。2008年、オーストリア政府から最高位の「科学・芸術勲章」を叙勲。写真集・著作は550冊以上。近著に傘寿記念の書籍「荒木経惟、写真に生きる。荒木経惟、写真に生きる。 (撮影・野村佐紀子)

<100>写真集タイトルは「嘘」、4月1日の日付で撮ってたんだから

公開日: 更新日:

なんでも撮るっていう精神なんだ

 ほら、これなんか病院食まで撮ってるでしょ。いつでも、なんでも撮るっていう精神なんだ。だから、カメラは呼吸してる。自分が呼吸してるのと同じこと。タクシーの天地を逆さにしてるやつは、初めてカメラを覗いた時に天地逆だった、そこから来てるんだろうな。

 子どもの頃に写真好きの親父の助手をしてたんだけど、親父は集合写真とか校舎を撮ったり、いわゆる学校の頼まれ写真なんかもやってたんだ。暗箱の組立カメラで、乾板(カンパン)入れて、それで暗幕でね。そんで、親父がいなくなる時にカメラが倒れないように番をするのがオレの役なの。パッと覗いてみたら、校舎が逆さまに見えたんだよ。

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