ジャニーズ事務所「報酬返上」もFC会費とCD売上げでたんまり? 過去に“お年玉”を経費計上したセコさ
と苦肉の策であり愚策であるとみる声が相次いでいる。
■“お年玉”の経費計上が認められず4000万円の追徴課税
「各企業は主に『人権問題』を理由に挙げ、ジャニーズ事務所にNOを突きつけたわけです。『事務所が報酬をもらわないこと』は論点がズレており、それを堂々と発表してしまう企業としての意識の低さが改めて露呈した印象です。過去にお年玉を経費で申告するようなズレた金銭感覚を持った会社なので今更ですが、スポンサーのご機嫌伺いと事務所からの退所者を出さないための付け焼き刃のような策で、子供騙しにもほどがあります」(広告代理店関係者)
ジャニーズ事務所は21年までの5年間にジャニーズ氏がタレントに“お年玉”として渡した現金や交際費およそ9000万円を経費に計上し、それを東京国税局から「社長の個人的な支出だ」として所得税の源泉徴収漏れを指摘されたことが昨年12月に発覚し、4000万円を追徴課税された。
さらに所属タレントの広告やテレビ出演の報酬は、会員1300万人、総額520億円と言われるファンクラブの会費や、CDやライブの売り上げなどに比べたら微々たるものだという指摘もあり、そこに全く触れていないことにジャニーズ事務所の不誠実さが表れている。