ヒカル「財務省解体デモ」に動画で言及後に案件消滅も参院選に向けて優良コンテンツとなり得るか? 動画は264万回再生
問題の動画の再生数は264万回超(2日現在)。本人は「圧力とまではいかないけど」と、直接の因果関係があったとは認定していないが、仮に因果関係があったとしても動画は再生数を稼ぎまくっている。YouTuberとしての通常のオファーがキャンセルされるリスクを負いつつも、財務省解体デモに触れる動画がYouTuberにとって“おいしいネタ”である可能性はあるのだろうか。
今年は6月22日に都議選が、7月には参院選が実施される。政治ネタは非常に注目を集めやすい。とはいえ、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「YouTuberがこのネタを扱うのは、ちょっと慎重になった方がいい」と、財務省解体デモの“優良コンテンツ化”は難しいと、こう語る。
「今回の動画は再生回数を稼いで入るものの、財務省解体デモに対しては《デモではなくて選挙に行くべきではないか?》という声がX上に多く見られます。ヒカルさんに限らず、YouTuberがこの話題に触れると、デモに懐疑的な人々からは《短絡的な思考に賛成している》と見られてしまう可能性があります。財務省解体デモを扱うのであれば、デモそのものに自分の意見を言うのではなく、財務省が現在行っている政策に対する明確な対案といった、確固たる自分のビジョンがある状態で行う必要があるでしょう」