シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(79)天皇免責の証言よりも重かった東條英機の「プライド」とは

東條英機は、日頃から天皇に忠実な臣下の代表者として自負していた。自らが首相、陸相などいくつものポストを抱えて戦争指導を行ったのは、余人に天皇への面談を拒否する意味もあった。その東條が、敗戦後に「天皇免責のために自殺はしないように」と現役の首相、陸相から釘を刺された。とすれば、戦…
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