悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

公開日: 更新日:

 愛子さん人気が沸騰したのは彼女が20歳の時の成年会見だった。何も見ずに堂々と記者たちの前で話し、母親の雅子さんが出産直後、「生まれてきてくれてありがとう」といった言葉を引用し、「私からは生んでくれてありがとう」と言いたいと話し、多くの国民の心を捉えたのである。

 しかも、悠仁さんはまだ18歳。最近は一人で伊勢神宮などに参拝しているとはいえ、常に両親の陰に隠れている印象があり、彼の肉声はあまり伝わってこなかった。トンボなど昆虫への造詣は深いようだが、人間に対する興味は薄いような印象がある。生身の人間、それも皇室担当記者という猛者たちがズラリと並ぶテレビカメラの前で、親の助けも借りずに一人で会見をこなせるのだろうか。

 この会見が不評に終われば、秋篠宮家のさらなる地盤沈下は避けられない。秋篠宮家にとってこの会見はまさに「我が家の興廃この一戦にあり」だったのだ。

 私も自分の孫を心配するジジイの心境だった。

 だが、テレビで悠仁さんを一目見て、そんなもろもろは杞憂に終わったと思った。少し緊張しているのはテレビからも見て取れたが、意外といっては失礼だが、口調に震えはなく、メモも何も見ずに、目線は常にすべての記者たちに流しながら、はっきりと答える姿には“ある種の感動”を禁じ得なかった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ