皇室のあり方については、「天皇陛下のお考えのもと、人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要であると思います」と、そつなく答えた。結婚や理想の女性像については、「まだそのようなことを考えたことはない」と答えるにとどめた。
父親・秋篠宮の「導火線の短さ(短気)」について話が及ぶと、「以前よりは幾分か丸くなった」と笑いをとる場面もあった。
愛子さんのような「名言」はなかったが、18歳の青年らしい好感度と、将来の天皇になる片鱗が垣間見えた、爽やかな初会見だったと思う。
悠仁さんは秋篠宮家の危機を救った。(文中一部敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)