「R-1グランプリ」史上最年少優勝 友田オレが“早熟の天才芸人”である理由
“ピン芸日本一決定戦”「R-1グランプリ2025」(関西テレビ)が8日放送され、エントリー数5511人(過去最高)の中から、友田オレ(23)が、霜降り明星の粗品(32)が持っていた最年少優勝記録(26歳)を破り、23代目王者の栄冠を手にした。
決勝戦ファーストステージに挑んだのは、ヒロ・オクムラ(35)、チャンス大城(50)、田津原理音(31)、ハギノリザードマン(40)、ルシファー吉岡(45)、吉住(35)、さや香新山(33)、友田オレ(23)、マツモトクラブ(48)の9人。
7人の審査員の採点により、1位=友田オレ(662点)、2位=ハギノリザードマン(655点)、3位=田津原理音(654点)、の上位3人がファイナルステージに進出。ファイナルステージでは、7人の審査員のうち、5人が友田オレに投票し、友田の圧勝だった。
友田のネタは2本とも歌ネタで、1本目は「辛い食べ物節」。2本目は「ないない音頭」。
1本目のネタに関して審査員も絶賛だった。
「シンプルイズベストで見やすい。ずっと面白く、抜け目がなかった」(佐久間一行)、「歌詞で大したこと言ってないのに笑ってしまう。構成が見事だと思う。かなり緻密に計算されている」(バカリズム)、「(96点をつけたが、それは他とのバランスで考えてのことで)笑った度合いでいうと98点くらい」(小籔)……。優勝後の寸評でも、審査員の陣内智則は「癖になる中毒性があった。新たな才能に期待したい」と称賛した。