全仏8強の錦織が抱える右手の“爆弾” サーブの確率に影響か

公開日: 更新日:

 手首に関連した気になるデータがある。錦織は今季、第1サーブが向上したと評判だが、意外に成功率が非常に悪い。36試合を消化した時点での成功確率は56%。ナダル(68%)、ジョコビッチ(65%)、フェデラー、マリー(共に63%)と比べてもかなり低いのだ。この日はかなりの格下相手に楽な試合となり第1サーブの成功率は66%だったが、ダブルフォルトが5つ。やはり右手首に何らかの異常があるのでは……という見方もあるのだ。

「準々決勝からは、これまでのように楽な戦いはできない。第1サーブ失敗の原因が腱鞘炎の影響だとすれば、サービスゲームのキープがおぼつかなくなる。第1サーブが失敗すれば、第2サーブでは球速よりリストを使ってボールにスピンやスライスなどの変化をかける必要がある。手首への負担はさらに増します」(前出関係者)

 準々決勝の相手は、世界ランク15位で第14シードのJW・ツォンガ(30=フランス)に決まったが、“爆弾”はいつ爆発してもおかしくない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」