次戦はジョコと 錦織はランク再浮上へ依然踏ん張りどころ
準々決勝の相手は、昨年覇者で世界2位のジョコビッチ(29)だ。世界ランクが8位(ツアー・ファイナル争いは16位)まで落ちた錦織は、手首の痛みが再発したとしても簡単に途中棄権などできない。
昨年は今大会と次戦のイタリア国際(ともにマスターズ1000)はベスト4まで駒を進めたので2試合の獲得ポイントは720(360+360)。それより成績が落ちればポイントは減るし、欠場なら獲得ポイントはゼロで、昨年分をまるまる失ってしまう。世界ランクはこのランキングシステムによって決まるため、錦織がランクを上げるには、好成績を出し続けてポイントを稼ぐしかない。
痛いの痒いの言って休んでいる暇はない。とはいっても、体調万全でもジョコを倒すのは難しいが……。