開幕5試合で5得点!C大阪FW大久保嘉人の覚醒は本物か
これは「ボールを持った味方選手とは逆のサイドに流れ、その保持者に加えてゴール前の相手GKとDFの3人以上を同一視野内に捕らえつつ、なおかつゴールに向かってワンタッチでシュートのできるポジショニング」を意味する。
C大阪でプレーしていた10年南アW杯で得点王を獲得したFWディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)が得意としたプレーでもある。
大久保の場合は、左サイドに流れることが多い。開幕戦(2月27月)の川崎F戦(2-3)では、右SB松田陸のクロスを左足で合わせ、右足ミドルのブレ球による先制点に続いて2ゴール目を押し込んだ。
3月6日のFC東京戦でも右MF坂元からのクロスにDFラインの背後に抜け出し、ヘッドで先制点を決めている。そして3月13日の横浜FC戦でも坂元-松田陸経由のクロスをヘッドで押し込んだ。
右MF坂元とSB松田陸とはシーズンが始まったばかりにもかかわらず、早くもホットラインが形成されている。
FC東京戦のゴールを振り返ってみたい。