渋野日向子は米ツアー来季シードに黄色信号…上位進出は芝目に負けない“強気パット”にあり
【ポートランドクラシック】第1日
今週こそ当確ランプをともすか。雨の初日、渋野日向子(24)は1イーグル、3バーディーで5アンダーの好発進。
米女子ツアーの来季シード入りはCMEグローブポイント(P)80位まで。渋野はもっか71位。まだ「安全圏」内とは言えない。
昨年の今大会は初日に67の3位と好スタートを切った。通算8アンダー28位に終わったが、3日目も66と爆発。バーディーの取り方は分かっている。
舞台は米西海岸ポートランド。コロンビア川の畔にあるフラットなコースだ。高い木々にセパレートされたフェアウエーはやや狭く、大きなグリーンが特徴。歴代優勝者には宮里藍、宮里美香が名を連ね、昨年は古江彩佳(23)が通算13アンダーのトップタイで最終日を迎えた。
通算19アンダーで優勝のアンドレア・リーに2打及ばず3位に終わったものの、飛距離よりフェアウエーキープとパット巧者が上位を狙える大会だ。
ならば渋野はどうか。フェアウエーキープ率は73.9%(50位)で古江(83.7%=4位)には及ばないが、平均パット29.48(32位)は古江(29.40=25位)とほぼ変わらない。