ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

公開日: 更新日:

 ファンも首脳陣も、そして何よりも本人が待ち望んでいた一発がようやく出た。

 2日、東京ドームで行われた古巣の西武戦で、ソフトバンク山川穂高(33)が31試合ぶりとなる13号ソロ弾を左中間スタンドに放り込んだ。打った瞬間にそれとわかる一発。久々の「どすこい!」に満員のファンも声を合わせ、東京ドームが大歓声に包まれた。

 山川の一発は5月22日の楽天戦以来。6月は打率.182、0本塁打、4打点と苦しんでいた。

 そんな山川の復調を示唆していたのが、村松打撃コーチだ。この日の試合前、「以前は体の開きが早かったけど、今はそうでもなくなっている。バットも振れているし、良くなりつつはある」と話していた。

 まさにその言葉通り。ようやく泥沼から脱出したわけだが、長打が出ず、“火薬がしけった大砲”だった時期の山川が無価値だったーーというわけでもない。村松コーチはこうも話していた。

「打てなくても、山川が4番にいることは大きいよ。(3番の)栗原は出塁することに専念できるし、5番の近藤も落ち着いて打てる。山川が4番に座ることで、打線に良い影響がある」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動