著者インタビュー
-
「“町内会”は義務ですか?」紙屋高雪氏
「書名の問いの答えは、ノーです。町内会(自治会)は強制加入ではありません。任意加入のボランティア団体というイメージに近いものです。実は、町内会からの脱会の自由(会費を払わない)があるかどうかをめぐって…
-
「『おひとり』を不安0で生き抜く女子貯金」横山光昭氏
ひと昔前は、男女ともに「結婚することが前提」だったが、今は独身で将来を見据える時代である。 「シングルである程度、自由だからこそ油断し、浪費の誘惑に負け、貯金できない女性が多いです。特に実家暮…
-
「つちくれさん」仁木英之氏
遺跡の発掘中に何千年か前の棺が発見された。フタを開けたら出てきたのは死んで間もない美女の死体! しかも卑弥呼の時代の衣服を身に着けている。この面妖な事件の謎を解くのが元刑事・福沢登と、〈つちくれさん…
-
「『最後の恋』に彷徨う男たち」亀山早苗氏
著者は、近頃“アラフィフ”の男性たちから「恋がしたい」という言葉を頻繁に聞くようになったという。 「女遊びがしたいとか、若いオネーチャンをモノにしたいという話ではなく、頬を染めながら、“恋がし…
-
「死ぬならボケずにガンがいい」新見正則氏
医者が書いた本は基本的に読後、自責の念に駆られるものが多い。~すべきだ、~してはいけないと不摂生な人間にとっては耳の痛い文言ばかり。ところが、この本はとにかく底抜けに明るくて、説教くささがまったくな…
-
「農的な生活がおもしろい」牧野篤氏
「今、多くの人たちがこの社会の中で生きづらさを感じています。右肩上がりの時代は、時間がかかっても人もモノも育てようという風潮でした。金融資本主義になった現在は、育てるのではなく、今すでに手にしている者…
-
「老いた親とは離れなさい」坂岡洋子氏
「親の介護をひとりで抱え込んでいる人たちに、共倒れになる前に『親から離れなさい』と伝えたいんです。施設に入れることや他人の助けを借りることも介護だと思わなきゃ。施設に入れば栄養的にいい食事を食べられる…
-
「妻恋坂情死行」鳥羽亮氏
剣豪小説の大家による最新作は、新境地となる恋愛小説。江戸を舞台に描かれる、悲恋の底に沈む若き侍の物語だ。 「長い間剣豪小説を書いてきましたが、何か新しい作品に挑戦してみたいと思っていた頃、歌舞…
-
「大丈夫だよ!心配ないから マグネシウム社会の未来」小濱泰昭氏
「温暖化、異常気象、化石燃料の枯渇、放射能の問題など、地球は悲鳴を上げつつあるわけですが、それらが危険水域に達する前に、どこかで方向転換して地球を本来の環境に戻さねばなりません。じゃあ、その方法はある…
-
「ゆとり世代の愛国心」税所篤快氏
取材を申し込むと、バングラデシュからメールが来た。数日後、アフリカ北東部の未承認国ソマリランドから電話が来た。世界を股にかける25歳なのだ。 「大学の無味乾燥な授業に失望した頃、ちょうど社会起…
-
「路地裏の資本主義」平川克美氏
理想的システムといわれ、世界でもっとも広く採用されてきた資本主義。日本も資本主義の下、経済成長戦略を唱え、グローバル競争に勝ち抜くと言い続けている。 「経済は数字だけを見ていると分からないもの…
-
「首都水没」土屋信行氏
「この夏、各地で集中豪雨による被害が発生しましたが、それでも、ほとんどの人は、東京に洪水が来るとは思っていません。地震については、いつか来るぞとみんなが言い、防災グッズも地震を想定しています。ところが…
-
「誰がタブーをつくるのか?」永江朗氏
「日本は自由の国だ」と、多くの人が思っている。北朝鮮などの報道を見るたびに、報道や言論の自由がないなんてひどい国だと同情することだろう。 「確かに、日本は自由な国です。しかし、その自由は“そこそ…
-
「妊活カップルのためのオトコ学」小堀善友氏
不妊で悩む夫婦は増えている。不妊治療に関する書籍も出ているが、多くは女性の不妊治療がメーンだ。男性不妊、特に射精障害について詳しく解説した本はほとんどないといってもいい。 「“不妊症は女性の病…
-
「『健康第一』は間違っている」名郷直樹氏
日本は世界一の長寿国。2013年には日本人の平均寿命は男性が80・21歳、女性は86・61歳となり、男女いずれも過去最高を更新している。これはもちろん素晴らしいことだが、一方で私たちの身の回りは“健…
-
「娼婦たちから見た日本」八木澤高明氏
神奈川県横浜黄金町、三重県渡鹿野島、沖縄県真栄原。かつては「ちょんの間」と呼ばれる売春施設が立ち並び、周囲の飲食店や商店は栄え、活気づく色街だったが、今は見る影もない、廃虚と化した街もある。 …
-
「検証・法治国家崩壊」吉田敏浩氏
本書の共著者のひとり新原昭治氏が、2008年、アメリカ国立公文書館で秘密文書を発見した。それは、1959年3月30日、砂川事件の東京地裁で「米軍駐留は憲法違反」とした判決に対する、アメリカからの圧力…
-
「電子立国は、なぜ凋落したか」西村吉雄氏
日本にとって電子産業は、自動車産業と並ぶ外貨の稼ぎ頭だった。しかし、現在でも12兆円の貿易黒字を確保している自動車産業と比較し、電子産業の凋落は甚だしい。 「1990年ごろには10兆円近かった…
-
「ルポ 介護独身」山村基毅氏
非婚、少子化、超高齢化社会、そして2000年にスタートした介護保険による「介護の在宅化」の流れが加速する中で、独身者が親を介護する「介護独身」が、今、急激に増えている。本書は、新しい社会問題になりつ…
-
「放射能汚染とリスクコミュニケーション」天笠啓祐氏
「今、福島の保健師さんたちが帰還政策の最前線で苦悩しています」 リスクコミュニケーション、略して「リスコミ」が、福島に住民を帰還させようという政策とセットで進められている。 「原発事故に…