発掘おもしろ図鑑
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秋だからこそ身に付く樹木の知識
歩きなれた公園や遊歩道で見かける木々。桜やモミジ、イチョウなどの定番はすぐに分かっても、名前を知っている木といえば数えるほどしかない――そんな人でも、心のどこかで、樹木や草花などに詳しい人に憧れ、自…
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日常に潜む美を科学の目で撮影
今年のノーベル物理学賞を受賞した「重力波」の観測には一辺が4キロにも及ぶ巨大な装置が用いられるという。そんな大掛かりな装置を使わずとも、目を凝らせば、身の回りにあるたくさんの不思議が見えてくる。本書…
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電車大好きな男子必携
女の子が人形やヌイグルミを抱えて歩くように、どこに行くにも模型を手放さない幼い男の子を見かける。彼らは、大きく車派と電車派に分かれるようだ。本書は、そんな電車派の男の子とその親、そして今も「鉄分」豊…
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ロープウェイもれっきとした鉄道の仲間
観光地やスキー場などに設置されたロープウェイやゴンドラ。空中散歩が楽しめるこれらは、実は「索道」として分類される、れっきとした鉄道の仲間だそうだ。 鉄道ファンの著者は、国内の鉄道全制覇に飽き…
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「実用手描き文字」姉崎正広編著
文書作成ソフトウエアには使いきれぬほどのフォントが揃い、パソコンがあれば、誰もがそれなりに見栄えのする資料や広告媒体を手軽に作れる。だが、一昔前は違った。 本書は、今や見かけなくなった手描き…
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建築美を誇る世界各地のアーケード
アーケードと聞くと、昭和なたたずまいの、ちょっと寂れた商店街を思い浮かべてしまうが、本書に収録されたそれは、一味も二味も異なる。 歴史と芸術性を備えた見ごたえのある建築美を誇る世界各地のアー…
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120万セットが売れた鉄腕アトム
家庭用VTRがなかった時代、テレビアニメのヒーローやヒロインと会えるのは週に一回のお楽しみだった。そんな時代の子どもたちにとって、好きなときに好きなだけ、大好きなアニメの世界に触れられる「ソノシート…
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愛機や憧れだった一台と再会できる
ネット配信される音楽をスマホで楽しむ若者たちには想像もできないだろうが、まだウォークマンもCDもこの世になかった時代、若者たちの友は「ラジオカセットレコーダー=ラジカセ」だった。昭和の遺物として、一…
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理想の墓地はどこだ?
多死社会を迎えた日本では、墓地問題が深刻度を増している。行き場のなくなった遺骨を小包で受け取り、海に散骨する代行ビジネスまであるという。本書は、ランドスケープ・デザインの視点から、世界各地の庭園型墓…
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世の中の裏の仕組みが分かる大人の教科書
世の中には3万種近くの職業があるといわれるが、本書はハローワークや職業案内サイトでは決して紹介されない「ワル」系の仕事の内情を解説してくれるイラスト図鑑。 裏社会と聞いて誰もが真っ先に思い浮…
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体を張って提案 トンデモ「暇つぶし」
常人が思いつかないような「暇つぶし」の数々を考案し、実行する人気ブログの書籍化。 例えば、子供時代に誰もが憧れたマンガやアニメのヒーローたちの手から繰り出される「バリア」。その「バリア」を、…
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アデリーペンギンが群れて行動する本当のワケ
動物を見て可愛いとか、カッコイイと思ったことはあっても、「せつない」と感じたことはない。 多くの人も同じだと思うのだが、本書を読むとそれは動物のことが本当はよく分かっていなかっただけだと気づ…
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人類が積み上げてきた思索の地層に触れる
難解そうで敬遠しがちな哲学を身近なものにしてくれる大人のための図鑑。ピタゴラスからサンデルまで主要70人を紹介した前著(2015年刊)に続き、続編の本書では諸子百家と呼ばれる学者たちの思想を中心にし…
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Tシャツをめぐるリアルストーリー集
誰もが一枚や二枚は持っている愛着のこもったTシャツ。タンスに眠るそんな捨てられないTシャツをめぐる物語を集めたリアルストーリー集。 ファッションは、ふつう価格やブランドで誰が見ても「ヨシ」と…
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世の中のあらゆるものの寿命が分かる
もし余命あと○カ月と宣告されたら、残りの日々をどう生きるか。誰もが一度は考えたことがあるだろう。しかし、昆虫のカゲロウは、そんな猶予を与えられることもなく、成虫となってわずか1日でその短い一生を終え…
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スミレは「地方出身のしっかりものの女子大生」!?
私たちは雑草とひとくくりに呼んでしまうが、彼らはそれぞれが実に個性的で人間くさい存在だという。植物にとっては過酷な環境である道端や田畑、空き地など、人間と同じ場所で暮らすことを選択した雑草は、独特の…
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ハイブリッドなサボテン 驚きの美しさ
地味な印象があるサボテンだが、本書を手にした人は、その色彩の豊かさと造形の面白さに驚かされることだろう。本書は、タイ人栽培家が、人工授粉による異種交配で作り出した斑入りのギムノカリキウムというサボテ…
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「平目のえんがわ」を英語では何と言う?
蕎麦屋で食事後に蕎麦湯を楽しんでいたとしよう。突然、隣席の外国人観光客から蕎麦湯が入った器を「ソレハナンデスカ?」と尋ねられたら、あなたはスラスラと英語で答えられますか。そもそも、この器、日本語で何…
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今も現役のエロ本自販機探して全国行脚
ネット上に無修正画像が氾濫する時代、エロ本はもはや死語と化したが、ある世代の男性たちは、エロ本と聞くと一抹の郷愁を呼び起こされるに違いない。ミラーフィルムで隠され、昼間は見えなかった扇情的な表紙の雑…
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世界文学という大海を泳ぐための羅針盤
これまでの何千年もの間で、人類は星の数ほどの物語を生み出してきた。こうなると、世界文学に親しんでみようと思っても、あまりに膨大な作品を前に、どこから手を付けていいのか分からない。 本書は、そ…